【50歳代ひとり世帯】貯蓄「700~1000万円」は何パーセント?年齢別・年金一覧表からわかる「収入ピーク世代」の実態
【50歳代・ひとり世帯】貯蓄700~1000万円台は何パーセントか
50歳代・ひとり世帯で「貯蓄700~1000万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」より、50歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。 ●【50歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円~1000万円未満の割合 ・5.5% ●【50歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円以上の割合 ・28.2% ●【50歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値 平均:1391万円 中央値:80万円 貯蓄700万円~1000万円未満は5.5%、貯蓄700万円以上でみると28.2%となりました。 平均値は1000万円を超えていますが、平均値は貯蓄の多い世帯によって引き上げられるため、より実態に近い中央値を見ると大幅に下がり、80万円となっています。 50歳代は収入が最も増える世代ですが、教育費やローンの支払いなど支出が嵩む世代でもあります。 セカンドライフへのカウントダウンも始まっていることから、できるだけ早いうちに老後資金を確保することが急務となるでしょう。 貯蓄以外にも老後の収入源となる年金ですが、現代シニアはいくらぐらい受け取っているのでしょうか。次の章から一覧表でチェックしていきましょう。
【60歳代】厚生年金の平均受給額はいくら?年齢別一覧表でチェック
厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに作成した年齢別一覧表から、60歳代の厚生年金の平均受給額を確認していきます。 ・60歳:9万4853円 ・61歳:9万1675円 ・62歳:6万1942円 ・63歳:6万4514円 ・64歳:7万9536円 ・65歳:14万3504円 ・66歳:14万6891円 ・67歳:14万5757円 ・68歳:14万3898円 ・69歳:14万1881円 ※国民年金を含む 65歳未満の厚生年金保険(第1号)の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者となっています。 一般的な年金受給開始年齢である65歳以降をみると、年齢があがるにつれ平均月額が上がっています。平均で月額14~16万円台となっていることがわかるでしょう。