【50歳代ひとり世帯】貯蓄「700~1000万円」は何パーセント?年齢別・年金一覧表からわかる「収入ピーク世代」の実態
【60歳代】国民年金の平均受給額はいくら?年齢別一覧表でチェック
つづいて、同資料をもとに作成した年齢別一覧表から、60歳代の国民年金の平均受給額を確認していきます。 ・60歳:4万2616円 ・61歳:4万1420円 ・62歳:4万3513円 ・63歳:4万3711円 ・64歳:4万4352円 ・65歳:5万8070円 ・66歳:5万8012円 ・67歳:5万7924円 ・68歳:5万7722円 ・69歳:5万7515円 65歳未満の国民年金の受給権者は、繰上げ支給を選択した者となっているため受給額は低い傾向にあります。 65歳以降でみると、平均で月5万円台となりました。厚生年金ほどには年齢差がないようです。
2024年は計画的に貯蓄しよう
過去には「老後2000万円問題」が話題となりましたが、老後資金は50歳代のうちにしっかりと備えておきたいもの。 6月より支給される2024年度の年金額は増額となりましたが、物価上昇の影響もあり目減りの可能性も考えられます。 2024年は新NISAもスタート。私的年金やiDeCoなどの登場により個人で資産運用が始めやすい環境になってきました。 これを機に、預貯金以外の資産の増やし方について調べてみるのもよいでしょう。 ●【参考】50歳代・単身世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む) ・金融資産非保有:38.3% ・100万円未満:11.2% ・100~200万円未満:5.2% ・200~300万円未満:2.7% ・300~400万円未満:3.6% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:4.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:4.9% ・1500~2000万円未満:4.1% ・2000~3000万円未満:4.4% ・3000万円以上:9.3% 平均:1391万円 中央値:80万円
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・金融庁「新しいNISA」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荒井 麻友子