「すごく寂しい人生...彼を受け入れる社会があったのか」26人死亡の放火事件で兄亡くした妹が容疑者に思うこと たどり着いた答えは加害者への寄り添い「やり直そうとしている人がいると伝えたい」
(施設を利用する男性)「悩みごとができたら相談できる人は今後の僕にとっては大事なのかなと。これまであんまり相談ということをやってこなかった。(伸子さんは)常に前を向いていらっしゃるなと。そのアグレッシブさを感じると、僕も元気になるというか、頑張らないとと思う。刺激を受けています」 男性は今年8月、社会復帰に向けて一歩を踏み出しました。施設からの紹介を受け、奈良県内のラーメン店で働いています。正社員になって社会に貢献していくことがこれからの目標だといいます。
「頑張ってやり直そうと思っている人がいることを伝えたい」
伸子さんは元受刑者と関わる中で、兄の事件を起こした谷本容疑者について考えていました。 (伸子さん)「社会とか良い人に出会えるか出会えないかって、すごく大きいと思うんですよね。加害者(谷本容疑者)が出てきたときに、それを受け入れる社会があったのかなって。私も以前は全く関わってもなかったし、考えたこともなかったけれど、頑張ってやり直そうと思っている人がいると知った。そういう世界がある、そういう人たちがいるということを私は伝えていきたい」 (2024年12月17日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)