終わりが見えない危険な猛暑 暑さ疲れに対するケアを 週末も変わらず要警戒
先月は記録が残る過去126年間で最も暑い7月となったが、8月になっても酷暑は収まることなく、きょう2日(金)も変わらず続いている。週末も状況はほとんど変わらず、体に堪える暑さが続く見通し。長丁場の猛暑となっているため、暑さ疲れに対するケアもしっかり行う必要がある。
酷暑続く 体に負担にならない過ごし方を
きょうも各地で朝から気温が高くなっている。和歌山県や鳥取県では午前9時台に早くも35℃を突破した所があり、猛暑日地点がどんどん増えてきている。午後は広い範囲で35℃を超える予想で、京都や風屋(奈良県)では39℃まで上がる見込みだ。連日の暑さに加え、一日の中での暑い時間帯が長くなっており、日が暮れてからも暑さが続いている。外で過ごす時間はなるべく短くし、体に負担がかからない過ごし方を心がけたい。
全国的に夏空 山沿い中心に夕立に注意
天気は北海道の一部で雨が降っている他は、全国的に晴れている所が多くなっている。東北北部では午前中に梅雨明けの発表があり、午後も各地で夏空が続きそうだ。気温上昇によって大気の状態が不安定になるため、午後は所々で夕立の可能性がある。ただ、範囲は狭く、山沿いが中心となりそうだ。
土日は雷雨の範囲広がる
週末も厳しい猛暑が続くが、雷雨の範囲はきょうよりも拡大する見込み。土日とも、東日本や西日本で発雷確率が高く、あちらこちらで雷雨がありそうだ。今週末は猛暑と天気の急変に注意が必要となる。 (気象予報士・多胡安那)