【日本国内で爆売れ中】キムコの4輪バギー“XU 150X”で泥まみれになってきた
泥沼を“ヒャッハー!!”と楽しめる
そして今回は、タイヤが完全に水没するほど深い泥沼にも挑戦することができた。この“ぬたぬたコース”は東京バギー村の名物らしく、試乗会関係者からの“行かなきゃオトコじゃないぜ”的な圧力?に屈して挑んだのだが、こんな場所すらあっさりクリアする、走破性の高さを見せつけたいんだろう…と予測していたところ、思いっきり普通にスタックしてしまった(笑)。 4駆ならともかく、今回のMXU 150Xはリヤ2輪駆動。ぬたぬたの泥にハマり、後輪が空回りしてにっちもさっちも行かなくなったのだが、こういう場合はリバースギヤで少し後退して再び前進するとか、身体を前後に揺すってトラクションのきっかけを作るなどで、少しずつ前進させるのが正しい脱出方法らしい。基本スロットルは開けっ放しなので、後輪はスピニングし続けており、盛大に泥を跳ね上げて人間はドロまみれになる。 最初こそ「勘弁してくれぇ~」とか思ったものの、いちど泥人形になる覚悟をキメてしまえば、あとはもう笑いしか出てこない。スロットル全開で漕ぎ漕ぎしながら泥沼を抜けたときの爽快感は「ヒャッハー!!」である。そういえば、北斗の拳の悪役達もこんな乗り物を愛用してたっけ(笑)。関係者一同による泥沼への誘いは、4輪バギーのもっとも痛快な遊び方を伝えたい…ということだったようだ。
2輪より圧倒的に低いハードル
2輪でもぬたぬたの泥沼にあえてハマり、それを漕ぎながら脱出…という遊び方はできるだろう。が、筆者はそれをヒャッハーと楽しめるほどのスキルを残念ながら持っていない。泥まみれになって何度も転び、体力を使いはたしてボロボロになり「もう帰りたい…」と泣くのがオチだ。 つまり4輪バギーは、泥沼スタックを楽しむようなディープなオフロード遊びを、2輪よりはるかに低いハードルで楽しませてくれる乗り物だ。2輪より圧倒的に転びにくいから、小難しいテクニックはとりあえず不要。それでいて享受できる楽しさは2輪と比べても大差がない。そもそも土の上を走るのはどんな乗り物だって楽しいが、とっつきやすさで言えば4輪バギーに勝るものはなさそうだ。子供が乗るともう大はしゃぎなのだそうで、体験施設が急増しているのもうなづける。 さらにバギー試乗は手ぶらOK的な気軽さもウリで、東京バギー村ではノーヘルでも体験可能。ライダー目線だと違和感もなくはないが、バイクのことなんか知らない層にこのライトさは魅力だろうし、2/4輪に関係なく、動力付きの乗り物の面白さを体験してもらう機会としてはアリだと感じる。人気ラーメン店よりも身近な4輪バギー、ぜひ試食…でなく、試乗してみてはいかがだろうか?
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