イランがロシアへミサイル供与 米国務長官、両国に追加制裁を発表
アメリカのブリンケン国務長官は10日、イギリスのラミー外相と会談し、イランがロシアへミサイルを供与したとして、両国に対し追加制裁を科すと発表しました。 イギリスを訪問しているブリンケン国務長官は10日、ラミー外相と会談しました。 会談後の会見でブリンケン国務長官は、「イランがロシアへ短距離弾道ミサイルを供与している」などと述べました。その上で、「数週間以内にウクライナに向けて使用されるだろう」と懸念を示し、イランとロシア双方に追加制裁を科すことを明らかにしました。 これを受けてイラン側は、「根拠がない虚偽の主張だ」と供与を否定した上で、「イランはこうした敵対的なやり方に対し、相応の行動を取ることになる」と強くけん制しています。 一方、ブリンケン国務長官はラミー外相とともに、11日にウクライナのキーウを訪問すると発表しました。 欧米が供与した長距離ミサイルなどでロシア領への攻撃することへの可否をめぐって、ゼレンスキー大統領と会談する予定です。