ロシア、イラン製を含む衛星53機を軌道投入–国内での記録を更新
ロシアは現地時間11月5日、53機の小型衛星を軌道上に打ち上げた。 第2段エンジンとして「Fregat」を搭載した「Soyuz-2.1b」(ソユーズ2.1b)ロケットは、ロシア極東のボストチヌイ宇宙基地から打ち上げられた。「ロシアの衛星49機、ロシアと中国の衛星1機、ロシアとジンバブエの衛星1機、イランの小型衛星2機からなるペイロードが指定軌道に投入された」とロシア宇宙機関のRoscosmosは述べている。 Reutersによれば、今回のSoyuz 2.1bの打ち上げでは地球の電離層を監視する「Ionosfera-M」衛星が2機含まれていた。イランの2機の衛星は、高解像度画像を撮影する衛星「Kowsar」と通信衛星「Hodhod」だ。 ロシア国営通信のTASSによれば、国産衛星51機を打ち上げた今回のミッションは国内記録だと伝えている。米Space Exploration Technologies(SpaceX、スペースX)は2021年1月に「Falcon 9」ロケットで1回に143機の衛星を打ち上げている。
塚本直樹