2025年は寒波到来「これを買えば間違いなしの防寒靴」4選。“真冬でも寒さ知らず”のスニーカーも
寒さレベル2:摂氏一桁台。寒さ知らずのセンタージップブーツ「ダナーフィールド アール」
都内の夜や、北海道の日常の気温であれば、足首まで覆うブーツが圧倒的におすすめ。寒いときは「体の三首を冷やすな」と言いますが、そのひとつが足首。しかしブーツは脱ぎ履きがたいへんで、という方には、こちらがいいでしょう。 筆者も愛用する名作「ダナーフィールド」の新作です。一目瞭然ですが、センタージップで一瞬で脱着できます。そうでありながら、本体は本格アウトドアブーツ。底周りもステッチダウン製法で、足馴染みがめちゃくちゃにいい。本格ブーツなのに、履きならす必要がほとんどありません。通常のファスナーがついているブーツは、ファスナーが壊れてしまったら、基本的に靴自体も寿命です。厳密にはファスナーを修理すればまだ使えるのですが、15年以上靴のリペアをやっていた経験から言えば、ファスナー交換修理は2万円前後と高額になることに加え、靴を解体するので本体の強度も圧倒的に弱くなります。 ところがこのモデルの場合、ファスナーが別ユニットで脱着可能なので、たとえこわれても交換すればOK。コスパが半端なくいいのです。もちろんユニットを外して紐で縛り上げるのも可能。加えてゴアテックスの本体は、極厚レザーと超強化ナイロンのアッパーで、ソールはビブラム社の最新版とくれば、雨や雪、泥道にも対応しています。温かいだけではなく、台風や万が一の震災のときでもまちがいなく活躍するでしょう。
寒さレベルMAX:摂氏マイナス10度。北海道もアラスカもOK。マイナス40度対応「カリブー ウォータープルーフ」
北海道では、寒さに慣れていない観光客であれば凍傷になりかねない気温です。最強の防寒ブーツといえば、ソレル「カリブー ウォータープルーフ」。 40年以上変わらないデザインですが、防寒の一点に関してはこのブーツに勝てるモデルはないでしょう。もはやアップデートの必要がない完成品です。公式発表でもマイナス40度まで大丈夫と謳っています。足首から先は強度のある加硫ゴム、ブーツの部分は防水ヌバックに加え、すべてのミシン目の裏には防水テープが貼られている徹底ぶり。極めつけが本体が二重構造になっていること。 直接足に当たる部分は、独立した極厚のフェルト製。本体で水と寒さをブロックし、中も何層も空気がたまる徹底ぶりです。故・忌野清志郎も北海道ツアーの時にあまりの寒さに音を上げ、衝動買いしたソレルに感動した逸話はマニアの間では有名です。マイナス40度は北海道でもなかなか体験できませんが、アラスカでオーロラを見たい方にはうってつけでしょう。