ファミマ、復興を目指す福島大熊町に生鮮食料品を揃えたフル店舗
ファミリーマートは、東日本大震災発生後の復興事業の一環として、福島県大熊町の商業施設「クマSUNテラス」へ、売場面積約55坪を備えたフルサイズのコンビニエンスストア「ファミリーマートクマSUNテラス店」を12月17日にオープンした。 【この記事に関する別の画像を見る】 JR常磐線大野駅西口開発計画内の商業施設「クマSUNテラス」への出店。生鮮食料品や地場産品を揃えている。 福島県大熊町は、2011年の福島第一原発事故により帰還困難区域に指定され、2022年6月30日に避難指示が一部解除。町は2027年に人口4,000人を目標に復興を進めており、特に大野駅周辺を町の賑わいの中心とすることを目指している。 住民の帰還や町外からの移住が進んでいるものの、町内に生鮮食料品を多く扱う店がなく、住民の買い物環境の整備が課題となっていたという。 「クマSUNテラス」には7店舗が出店し、コンビニ1店、飲食店5店、物販店1店で構成。今回ファミリーマートが先んじて開店し、大熊町住民の買い物の不便を解消する。 所在地は、福島県双葉郡大熊町大字下野上字大野116番地の6。営業時間は7~22時。店舗面積は約232.26m2、売り場面積は約181.07m2。取扱品目は約2,000種類。 福島県大熊町はファミリーマートクマSUNテラス店開店により、JR大野駅周辺の利便性向上とにぎわい創出が期待できるとしている。
Impress Watch,西村 夢音