東京から「鳥取」に旅行に行きたい！ 移動は「新幹線」のほうが安いけど、時間を節約できると考えると「飛行機」のほうがコスパは良い？ それぞれの費用・時間を比較

交通の便が良くない地方へ出かけるとき、飛行機を利用するか、新幹線・電車を乗り継ぐか、交通手段が悩ましい場合があります。一般的には飛行機を活用したほうが時間の節約になりますが、実際の旅程はどのようになるかを事前に調べておきたいところです。 今回は「東京から鳥取に2泊3日の観光旅行」へ行くことを想定し、飛行機を利用する場合と、新幹線・電車を乗り継ぐ場合にかかる時間と費用をシミュレーションしてみましょう。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの？ 規則を確認

「東京から鳥取への2泊3日観光旅行」の交通費はいくら？

今回のシミュレーションでは、以下2パターンの旅程にかかる交通費について調べます。 （共通条件） ・2024年8月30日（金）の朝8時頃に出発し、9月1日（日）の夜までに帰着する。 ・大人1人の一人旅とする。 ・出発、帰着の地点は「東京駅」とする。 ・目的地は「鳥取駅」とする ・移動にはすべて公共交通機関を利用する。 ・旅程は移動時間が最短となるものを選択する。 （1．飛行機を利用）の条件 ・羽田空港から鳥取空港（鳥取砂丘コナン空港）へのANA直行便で往復する。 ・記事執筆時点（8月8日）において購入できる中で最も安い航空券運賃を適用する。 （2．新幹線・電車のみを利用）の条件 ・東京駅発着の新幹線を利用する。 結果は以下の通りでした。 （1．飛行機を利用） 東京駅←→羽田空港（上野東京ライン・京急本線） 片道510円　往復1020円 羽田空港←→鳥取空港（飛行機） 往路2万570円　復路2万2370円　合計4万2940円 鳥取空港←→鳥取駅（リムジンバス） 片道480円　往復960円 総計：4万4920円 （2．新幹線・電車のみを利用） 東京駅←→姫路駅（東海道・山陽新幹線） 姫路駅←→鳥取駅（スーパーはくと） 往路2万1810円　復路2万780円　合計4万2590円 総計：4万2590円 交通費の総額は、飛行機利用の場合は4万4920円、新幹線・電車のみ利用の場合は4万2590円となり、飛行機利用の場合の料金が高いことが分かります。 ただ、その差は2320円と大きなものではありません。航空機チケットを安く購入できるタイミングであれば、飛行機利用の場合と新幹線・電車利用の場合の交通費に大差は生じないと言えるでしょう。 ただしお盆の時期などは航空機運賃が1万円程度高くなる場合もあるため、注意が必要です。 なお、上記はあくまでも東京都内から鳥取駅に到着するまでの交通費のみを算出したもので、旅行中に鳥取県周辺を観光するための交通費などは含まれていません。実際の観光旅行のシミュレーションのためには、宿泊費をはじめとする諸費用も計算に入れておきましょう。