「旅好き、冒険好きライダー憧れのマシン」BMW GSシリーズ最高峰!アドベンチャー界の王様“R1300GS”をバイクライターが試乗レポート
ライダーにとっての憧れのバイクというものは人それぞれ様々ではあるが、旅や冒険心を満たしてくれるマシンとして多くのライダーが“一度は所有してみたい”と思い描くのがBMWのGSシリーズであり、そのシリーズの中でも最高峰がこのR1300GS。 ⇒【写真】BMW GSシリーズ最高峰!アドベンチャー界の王様“R1300GS”の詳しい画像を見る(全23枚) 昨年末にフルモデルチェンジが行われ、この春に開催された東京モーターショーでは多くのライダーが一目実車を見たいとBMWのブースに足を運び、大注目となった車両でもある。外観デザインの一新はもちろん、新型ボクサー・エンジンと新機能サスペンション、そして大幅な軽量化もおこなわれ、まさに新世代GSモデルとなっている。今回はそんなアドベンチャー界の王様的モデルに乗ってみた!
スケールの大きなバイクライドも実現可能!
BMWにとっての大黒柱といっても過言ではないR1300GSは、キングオブアドベンチャーとして高い人気を誇っている。そんなGSの歴史は1980年にR80GSという初代モデルが登場してからはじまった。当時、オフロードの世界では小さな排気量のモデルが一般的だったところに排気量800ccのボクサーエンジンを搭載したモデルが登場し異色の存在となっていたが、次第にトラベルエンデューロというジャンルを作り上げて、世間に知られるようになった。以降、様々な進化を遂げるも、軽量化を目指しつつも新たなテクノロジーの導入によって、やはり重量感のあるモデルとなっていった。 そして今回のモデルでは原点に戻るカタチでより多くの人が乗ることができて運動性の高いものを目指してコンパクト&軽量化が図られ、フルモデルチェンジによって9割のパーツを刷新、さらに細かい部分まで詰められて新世代のGSとして登場した。
スマート化したボディにパワーアップしたエンジンを搭載
コンパクト&軽量化が行われ、先代よりもスリムとなったボディには、BMW伝統の水平対向エンジンを搭載。完全新設計となる磨きをかけられたエンジンは排気量を1250ccから1300ccにアップし、最高出力(145馬力)と最大トルク(15.2kgf・m)も向上、GSシリーズとして生産された中で最もパワフルなBMW水平対向エンジンとなっている。新しいエンジンのデザインは、クランクシャフトの下にギア・ボックスを配置し、新しいカム・シャフト駆動機構を採用することでこれまで以上にコンパクト化され、軽量化と操作性に大きく寄与している。 また快適な走りを実現するライディングモードも搭載、「ロード」、「レイン」、「エコ」、「エンデューロ」の4種類が用意され、エンジン出力とサスペンション、ABSにトラクションコントロールを最適化して、バイクライドを快適にサポートしてくれる。
【関連記事】
- 「バイク乗り注目必至の優秀ヘルメット」安全性もコスパも最強!デイトナのオリジナルヘルメット5タイプが新登場
- 「ワークマン 驚きの逸材アウター」この出来で3千円以下はすごい…“進化版MA-1”がバイク乗りにもオススメな理由とは?スタイリストが徹底解説
- 「ホンダの新型バイクに熱視線」重厚感漂うネオクラシカルの大本命!ホンダ“GB350C”に注目必至
- 「ワンランク上のミドルスクーター」躍動感あるボディに爽快な走りを実現するエンジンを搭載、ヤマハ“X FORCE”の2024モデルに超注目!
- 「他とは一線を画したスクーター」シャープな走り、所有感も満たしてくれる…ヤマハ“グリファス”でフットワークの軽いバイクライフを!