【MLB】レッズがレンジャーズからオーウェン・ホワイト獲得 元トップ・プロスペクトの右腕が金銭トレード
日本時間1月7日、レッズはレンジャーズから金銭トレードで右腕オーウェン・ホワイトを獲得したことを発表した。ホワイトは2022年に「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングで全体62位にランクインしたことがある元トップ・プロスペクトの右腕。2023年にはマイナーの有望株が集まるフューチャーズ・ゲームにも選出されたが、昨年12月にレンジャーズが左腕ホビー・ミルナーを獲得した際にDFAとなり、ロースターの40人枠を外れていた。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在25歳のホワイトは2018年ドラフト2巡目(全体55位)指名でレンジャーズに入団。2019年にトミー・ジョン手術を受け、2020年は新型コロナウイルスのパンデミックの影響でマイナーのシーズンが中止となったため、プロデビューは2021年までずれ込んだ。2021年、2022年とマイナーで結果を残し、着実に評価を上げていたが、2023年以降はマイナーでの成績が低迷。2023年6月にメジャーデビューしたものの、メジャーでも2023年は2試合で防御率11.25、昨季も3試合で防御率24.00と思うような結果を残せなかった。 レッズがホワイトの獲得に動いたのは、投手陣の層に厚みを持たせることが目的だと思われるが、ホワイトのポテンシャルを評価している部分もあるのだろう。今オフ、ロイヤルズとのトレードでブレイディ・シンガーを獲得し、先発5枚はハンター・グリーン、シンガー、アンドリュー・アボット、ニック・ロドロ、ニック・マルティネスで確定。ほかにもレット・ローダーなどの若手有望株が控えており、ホワイトは先発よりもリリーフに回ったほうがメジャー昇格への近道となるかもしれない。 レンジャーズでは球団別プロスペクト・ランキングの25位にランクインしていたホワイトだが、レッズ移籍後は球団別プロスペクト・ランキングのトップ30から漏れている。元トップ・プロスペクトはここから挽回し、メジャー定着を果たすことができるだろうか。