初心者でも作りやすい!'80年代ロボットアニメの精巧&簡単キット4選
【趣味な大人のベストバイギア】
自らの手で組み立てて徐々に立体化し、完成後は好きな角度からじっくり眺めてウットリする…。そんな醍醐味を手軽に楽しめるのが、これらロボットアニメのキットだ。接着材不要のものがほとんどで、入門用としてピッタリだ。 【各プラモの細部の画像を見る】 今、懐かしのロボットたちが各メーカーの最新モデルとして続々とプラモデル化されていることをご存じだろうか? 「ロボットのプラモデルと言えばガンプラが人気ですが、最近は80~90年代のロボットアニメや、元祖スーパーロボットのマジンガーZなども令和の最新キットとなっています。放送当時もキット化されていましたが、最新モデルでは可動、フォルム、作りやすさと、そのすべてにおいて進化していて、プラモデルから離れていた人ほど、その完成度に驚かされるでしょう」 そう話すのは、ライターの桑木貴章さん。特に最近では金型技術の向上、デジタル設計の導入、新素材の採用などもあり、劇中イメージどおりのロボットを組み立てられるようになった。 「それこそ、ひと昔前のプラモデルと言えば、塗装や改造といった作り手の技術が、完成度を大きく左右していました。しかし、今や説明書どおりに作ればハイクオリティなロボットが完成させられる。まさにユーザーフレンドリーな仕様が当たり前になっています。かつてハードルの高かったプラモデル制作ですが、誰もが楽しめるライトホビーになりつつあります。ぜひ最新のキットで、その技術進化と完成度を体験してもらいたいですね」(桑木さん) 【教えてくれた人】 模型ライター/桑木貴章さん 模型メディアやロボットアニメ関連誌などを中心に活動。機動戦士ガンダムシリーズやガンプラの書籍編集にも携わった
1. ローラーダッシュの姿勢、降着状態の再現度がハンパない
BANDAI SPIRITS 「HG スコープドッグ」(2750円) 【最新プラモデルにおける技術力の凄みを体感できるキット。わずか約100パーツで各部の可動はもちろん、劇中さながらの降着姿勢や腕の伸縮を楽しめるようになっている。ひとつのパーツで装甲裏面の造形まで表現された金型技術も必見!(桑木さん)】 TVアニメ『装甲騎兵ボトムズ』(1983年放送)に登場する二足歩行型の主力人型兵器を全高約12cmで模型化。広い可動域と脚部各所の関節機構によって整地を高速走行可能なローラーダッシュの姿勢を取らせるのも思いのまま。頭部のターレットレンズは可動式。 ©サンライズ