楽天対日本ハム　力投する楽天田中将（撮影・山田愛斗）

＜イースタン・リーグ：楽天－日本ハム＞◇13日◇森林どりスタジアム泉 　1軍昇格を目指す楽天田中将大投手（35）が、今季最長の7回を投げ抜いた。イースタン・リーグ日本ハム戦に先発し、7回98球、7安打3失点(自責2)。前回登板まではイニングや球数に制限があったが、この日は制限なし。1回1死一、三塁から野村の中犠飛で先制点を献上。4回1死一、三塁からは福田に左犠飛を打たれ、7回2死三塁では明瀬に中前適時打を浴びたが、力投した。 【写真】田中将大と里田まいのツーショット 　前日12日に取材対応した今江敏晃監督（41）は田中将について「1軍に向けてっていうところでの登板にもなるので、しっかりと自分の持っている力を出してもらいたい」と話しており、この一戦は昇格に向けての試験的な意味合いが強かった。 　田中将は昨秋に右肘をクリーニング手術。一時は開幕ローテ入りに照準を合わせ、オープン戦にも登板したが、完調とはならず、2軍調整が続いていた。 　8月7日の富士大との練習試合で4カ月半ぶりに実戦復帰すると、1回22球、2失点。イースタン・リーグでは同13日DeNA戦が2回1／3を44球、無失点、同24日ヤクルト戦が4回2／3を75球、4失点、今月4日DeNA戦が5回2／3を102球、2失点と徐々にステップアップしてきた。