ヤクルト・奥川 完全復活誓う！新スプリットで「1年間、1軍で投げきる」
やっぱり故郷は特別だ。故郷・石川県の白山市で行われたトークイベントに参加したヤクルト・奥川。集まった約500人の地元のファンの前で力強く完全復活を誓った。 「1年間、1軍で投げきる。これだけ大勢の人の前で“活躍します”と言ったので、頑張りたいですね」 トークショーの中で来季に向けた取り組みとして、スプリットの握りを改良していることを明かした。「第2関節で挟む意識です」と実演し、従来よりも深い位置でボールを挟んでみせた。「落ちなくて悩んでいて。落ちるためにはどうすればいいのか考えた。今のところ一番しっくりしている」。フェニックス・リーグでも試し、挟む位置を指先から第2関節付近まで深くしたことで「球の動きは良くなっている」と手応えを感じている。 今季は3年ぶりに1軍で白星を挙げて右肘痛からの復活に道筋をつけた。「中6日でバリバリ回って、大事な試合で勝って、チームで一番勝って。ずっとそこを目指している。来年は年男なんで頑張ります」。干支（えと）のヘビのように“殻”を破って大きく成長する。（重光 晋太郎）
