【MLB】あんまりだ…タイガース移籍の「ジーター後継者」がヤンキースから再契約オファーなかったと暴露
ヤンキースからFAになっていたクレイバー・トーレス内野手(28)はタイガースと総額1500万ドル(約23億7000万円)で1年契約を結んだ。正二塁手のトーレスは今季154試合に出場して打率2割5分7厘、15本塁打、63打点をマーク。チームのワールドシリーズ進出に貢献した主力の一人だが、トーレスは28日(日本時間29日)、ヤンキースから再契約のオファーがなかったことを明かし、波紋が広がっている。 トーレスは米メディアの取材に対し、タイガース、ナショナルズ、エンゼルスの3球団からオファーを受けていたが、ヤンキースからはなかったと告白。「彼らにはほかに優先事項があると思うし、私はそのリストに載っていない。私は大丈夫だ」と語った。 ヤンキースは今年7月、二塁が本職のジャズ・チザムJr(26)をマーリンズからトレードで獲得。トーレスがいたため今季は三塁手として起用したが、今後は二塁のポジションに戻す方針で、トーレスは〝用なし〟と判断された模様だ。 トーレスは2016年シーズン中に最速左腕、アロルディス・チャップマンらとのトレードでカブスからヤンキースに移籍。MLBデビューイヤーとなった18年には球団史上最年少(20歳)でサヨナラ本塁打を放つなど24本塁打を記録。オールスター戦にも選出され、エンゼルスの大谷翔平と新人王争いを演じた。 遊撃手として起用された19年はいずれもチームトップとなる打率2割7分1厘、152安打、38本塁打、90打点をマークし、「ニューヨークの超新星」「デレク・ジーターの後継者」と称された。20、21年には成績を落としたが、22年からは3年連続で2桁本塁打を記録しており、チームには欠かせない存在だった。 「ヤンキースに7年間在籍したことを誇りに思うが、今はデトロイトに所属しており、来年プレーする機会を与えてくれたことを本当にうれしく思う」とトーレスはすでに気持ちを切り替えているが、ヤンキースのシビアな選択は物議を醸しそうだ。
東スポWEB