169億円の大型契約は「最大の失敗」 怪我に泣き、2HRの“韓国のイチロー”を米メディアが糾弾「完全に外れた」
怪我に泣いた「韓国のイチロー」に厳しい評価が下された。 現地時間12月26日に、MLB公式サイトは「私たちの2024年のベスト&ワーストの予想を振り返る」と題した記事を掲載。各記者たちがレギュラーシーズンを振り返る中で、ブライアン・マーフィー記者は、ジャイアンツのイ・ジョンフを“大外れ”と断じた。 【動画】本塁打直後も気になる仕草 イ・ジョンフの「ヘルメット問題」を見る 昨年12月にポスティングシステムを行使したイ・ジョンフは、6年1億1300万ドル(約169億5000万円)というアジア人野手最高額でジャイアンツに移籍。「韓国のイチロー」と評された才覚に注目が集まったが、5月13日のレッズ戦で外野フェンスに激突して左肩を脱臼。直後に左肩関節唇損傷の修復手術を受け、無念の故障離脱を余儀なくされた。 不可抗力のプレーによる怪我でルーキーイヤーを棒に振ったイ・ジョンフ。ゆえに評価は難しいところではあるが、わずか2本塁打に終わった結果にマーフィー記者は「イ・ジョンフを首位打者とした私の予想のいくつかは完全に外れた」と指摘。大きな期待を裏切った若武者の1年を「(予想は)ほぼすぐに意味がなくなった」と糾弾した。 さらに米老舗スポーツ誌『Sports Illustrated』でも「最大の失敗」と断じられたイ・ジョンフ。しかし、米国内でのシビアな声は本人も承知の上だ。10月に帰国した際の会見で「どんなに才能のある選手でも、試合に出られなければ意味がない」と吐露。さらに「今年は自分が成し遂げたことを語るには試合数も、なにもかもが足りない。この冬はもっと一所懸命に準備しなければならない」と決意を新たにしている。 果たして、来季に捲土重来を果たせるか。メジャー2年目ではあるが、韓国球界の至宝の真価が問われる1年となるのは間違いない。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]