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経営危機サガン鳥栖・竹原社長が謝罪と涙の誓い「クラブ消滅、降格ない」…なぜ100人緊急サポミーティングは荒れなかったのか?

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 パソコンやスマホの画面の向こう側で、J1のサガン鳥栖を運営する株式会社サガン・ドリームスの竹原稔代表取締役社長(59)は何度も頭を下げた。そして、一度だけ感極まって声を上ずらせた。  Jリーグから開示されている経営情報のなかでは歴代で最多額となる、20億円を超える赤字を2019年度決算で計上。さらに今年度の経営でも新型コロナウイルス禍の直撃を受けているサガンが4月30日夜、ビデオ通話アプリ『Zoom』を通じてサポーターミーティングを緊急開催した。  当初は予定になかったミーティングの開催が告知されたのは、26日の定時株主総会で2019年度決算が承認された直後だった。クラブの公式ツイッター(@saganofficial17)にコメント付きRTで、質問事項を添えて出席を希望したサポーターのなかから、抽選で約100人がオンラインで参加した。  ミーティングは午後7時すぎから、50人ずつに分けられた2部構成の形で開催された。2019年度決算の発表後も身売りを含めたクラブの消滅や、Jリーグから付与されているクラブライセンスの失効などが一部スポーツ紙で報じられている状況を、竹原社長は自らに非があると冒頭で謝罪している。 「一部で報道されていたクラブ消滅、ライセンス失効に伴うJ3やJFLへの降格はありませんと最初にお伝えします。このサポーターミーティング開催についても、みなさまから多くのご質問や不安の声をいただいております。このような記事を招いてしまったことは、私に深く原因があります」  もっとも、2部の合計で1時間半以上にわたって開催されたミーティングで、大赤字を計上した竹原社長の責任や進退を問う声が上がることはなかった。  同社長も質疑応答のなかで「みなさんと向き合うのが怖かった。優しく、温かい言葉の数々をいただいて感謝しています」と、批判や糾弾の矢面に立たされる状況を覚悟していた、偽らざる本音をのぞかせる言葉も残している。  いわゆる“荒れた”状態にならなかったのはなぜなのか。それは必要だと判断されたときに、サガンが不定期で開催してきたサポーターミーティングの歴史と密接にリンクしていると言っていい。

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