【ラグビー】2024年の日本代表ラストマッチ、イングランド戦キャプテン齋藤直人「モメンタムを自分たちで生み出す」
現地時間11月24日にアリアンツ・スタジアム(トゥイッケナム)開催される「リポビタンDツアー」/「オータム・ネーションズシリーズ」イングランド代表戦に臨む日本代表が、22日の試合登録メンバー発表後に記者会見に出席した。 当初出席予定だったエディー・ジョーンズHCは体調不良により欠席し、代理でニール・ハットリー コーチングコーディネーター(CC)が登壇。ゲームキャプテンのSH齋藤直人と2名で記者会見に対応した。 ハットリーCCはイングランドに勝つための「ベストな23名を選んだ」と強調。パシフィックネーションズカップの4試合、10月26日のニュージーランド戦の合計5試合でインサイドCTBとして起用してきたニコラス・マクカランをSOで起用する理由については、「トレーニングをベースに」選考したと話した。ハーフBKのコンビを組むSH齋藤との連携も良好で、「ディフェンスがうまくできていることやボールを持った時のパフォーマンスを評価している」と明かした。 また、ウルグアイ戦で先発SOを担った松永拓朗をFBで起用することで、レシーバーを2人フィールドに置くことになる。これはジャパンのプレースタイルに必要なことであり、チームとしてバランスを保つことになるという。 チームの経験値に目を向けると、イングランドの登録メンバーの総キャップ数711に対し、日本は267に留まる。今回初めてリザーブ入りした李承爀は、出場すれば今シーズン20人目の初キャップ獲得選手となるなど、今年のジャパンは先を見据えた選手起用も進めてきた。ハットリーCCは若いチームが、「ゆっくりとだが、選手層を少しずつ厚くすることができている」と手応えを示したが、来年以降マクカランをSOで起用するかは明言を避けた。 テストマッチで2試合目のゲームキャプテンを務める齋藤直人は、アウェイの大観衆の中で戦うトゥイッケナムのテストマッチについて「モメンタム(勢い)やエナジーを自分たちで生み出せるか」が大事と語り、ハドルでの意思統一や試合中に流れをもたらすことの重要性を説いた。 6月22日の新体制初戦から約5か月、今年最後に再び対戦するイングランドに対し、ジャパンが積み重ね、磨き上げてきたアタックの成果を示す。 【リポビタンDツアー/オータム・ネーションズシリーズ】 11月24日(日)16:10キックオフ(日本時間25日1:10) イングランド代表 vs 日本代表 @アリアンツ・スタジアム <放送・配信予定> ・25日0:40~[生中継] WOWOWプライム(BS191ch)、[ライブ配信]WOWOWオンデマンド