来夏の参院選、公明が東京で新顔の外科医を擁立 山口那津男氏の後継
公明党は5日、来夏の参院選東京選挙区(改選数6)に、現職の山口那津男元代表(72)の後任として新顔で外科医の川村雄大氏(40)を擁立すると発表した。川村氏は記者会見で「医療現場の労働環境の是正や地域の医療提供体制の確保に取り組みたい」と語った。 【写真】「新人のような戦いだ」 激戦となった岡本三成氏の衆院選 川村氏は北海道出身で、党青年局次長。東京医科歯科大(現・東京科学大)を卒業後、同大で消化器外科医として働いてきた。コロナ禍を機に「多くの人の命を救うためには政治の力が必要」と感じ、立候補を決意したという。 会見で並んだ都本部代表の岡本三成衆院議員は川村氏について「福祉も安全保障も政策実現できる候補」と話した。 公明は09年から代表を務めていた山口氏が今年9月に退任。山口氏は5日、党本部の会見で参院比例区からの立候補の可能性などを問われ「今のところ白紙」と述べるにとどめた。(太田原奈都乃)
朝日新聞社