ギリシャで腕磨く水球の日本勢 男女9人が在籍
パリ五輪代表13人の半数以上が海外でプレーしている水球男子の日本。中でも最も多い国が、5人が在籍しているギリシャだ。女子も含めれば9人が拠点としており、男子代表主将の鈴木透生は「日本人より体格が良く、力も強い。(体の)コンタクトの部分で成長したと思う」と東京五輪銀メダルの強豪国で腕を磨いた成果を感じている。 日本男子は2016年リオデジャネイロ大会で32年ぶりの五輪出場を果たすなど、近年は世界の舞台で評価を高めている。22年にギリシャ遠征をしたことがきっかけでイドライコスが獲得に関心を持ち、鈴木と、日本では同じイカイKingfisher74に所属する高田充の2人が同年10月からプレーを始めた。高田は「日本人がようやく周りに認められてきたのかな」と実感を込めた。 日本でプレーする社会人選手は、代表活動を除けば実戦は日本選手権などわずかな大会のみになる。ギリシャでは、シーズン中は毎週リーグ戦があり高田は「試合での経験という面で大きなメリット」と語る。(共同)