一番ヤバいのは!? J1リーグ、降格危険度ランキング2位。残りの対戦相手がきつい? ドローすら喜べない
季節は秋になり、明治安田J1リーグは「優勝争い」と「残留争い」が激化する終盤戦に突入している。今季は下位3クラブがJ2に自動降格するという厳しい条件だが、J1に生き残るクラブはどこになるのか。今回は「降格危険度ランキング」と題して、残留争いに巻き込まれた下位クラブの終盤戦を展望する。 ※情報はすべて10月19日時点。スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。
2位:ジュビロ磐田 リーグ順位:18位(勝ち点35) 未消化試合数:5試合 J2降格の危険性が2番目に高いのは、ジュビロ磐田だと予想する。現時点で、磐田の順位はJ1残留圏のひとつ下の18位。17位柏レイソルとの勝ち点差は4となっている。 降格圏に沈むサガン鳥栖、北海道コンサドーレ札幌、そして磐田の3チーム以外がJ2に降格することになる可能性は低いだろう。そういう意味では、上記の3チームは横一線だ。 しかし、奇跡の残留へ向けた戦いは、磐田の方が札幌よりもやや難しいものになるのではないか。 その理由は、残り5試合の対戦相手である。5試合のうち3つが、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、FC東京と上位10クラブとの対戦だ。彼らと今季の対戦成績は2分2敗と芳しくなく、今の磐田にドローを喜べる余裕はない。 また、トップハーフではないが11月16日には横浜F・マリノスとの試合が予定されており、終盤戦はタフな相手ばかりの日程となった。 最終節は同じく降格圏に沈むサガン鳥栖と対戦するが、これが磐田にとってJ1最後の試合になり得る可能性もある。言うまでもなく、そこまでの4試合でどれだけ勝利を積み上げられるかが重要だ。 唯一ポジティブな要素は、磐田の未消化試合数が鳥栖や札幌より1つ多い5となっていることか。しかし、それは残留圏の京都と柏レイソルも同様であり、大きなアドバンテージになるとは考えにくい。 泣いても笑っても残り5試合。今季はここまで33試合で9勝を挙げるにとどまっているが、磐田は運命を変えることができるか。
フットボールチャンネル