<W杯>ブラジル美女「母国と日本どっちも応援」 群馬の“ブラジルタウン”ルポ
サッカーワールドカップ・ブラジル大会の開幕が今月13日(日本時間)に迫った。日本代表の応援はもちろんだが、世界最強のカナリア軍団(ブラジル代表)を現地の熱狂の中で応援したいファンも多いことだろう。しかし、日本からの現地観戦となると「遠い」ことが最大のネックとなる。何しろブラジルは、日本から見て地球の裏側なのだ。 【地図】日本代表の対戦スケジュールと試合開催地 そこで、「群馬のブラジル」はいかがだろう? 東京から鉄道で2時間弱。群馬県で最も小さな町でもある大泉町は、住民のおよそ10人に1人はブラジル人という「ブラジルタウン」なのだ。ブラジル人向けのレストランやスーパーが町内のあちこちにあり、近年はエキゾチックな気分が味わえる観光地としても脚光を浴びている。そんな、W杯直前の「ブラジルタウン」を巡ってみた。
ポルトガル語の看板があふれる町中心部
今回は車で大泉町に入ったが、中心部に差し掛かるとポルトガル語の看板を掲げた食料品店、旅行会社、自動車販売店、レストラン、バーなどが一気に増える。地元民の生活は車社会なので、町を歩いているのは「ブラジル人か日本の高校生か」といった印象だ。 まずは、「オススメコース」を聞くため、観光協会へ。そのスタッフが、いきなり笑顔がチャーミングなブラジル美女である。来日14年目、日系4世だというブルナ・リウトさんに早速聞いてみた。「W杯ではブラジル代表と日本代表、どっちを応援する?」。 「うーん、両方ですね。もし両国が対戦したら、勝ちそうな方に『頑張れ』ってなっちゃうかな(笑)」
ちなみに、町内でのブラジル戦・日本戦の観戦イベントの開催は、基本的に「その時になってみないと分からない」とのこと。このあたり、いかにもラテンのノリだが、ブルナさん情報では次のような感じになるようだ。 ・BFC(ブラジル・フットサルセンター=後述)で応援イベントがあるというウワサ ・主なブラジルレストランで試合を流す(ただし、時差の関係で録画放映になる) ・それぞれの家で仲間同士集まって観戦 ブラジルが勝ち進むにつれ突発的なイベントがあるかもしれないし、優勝しようものなら「バーベキューパーティーがあちこちで開かれるでしょう」とブルナさん。観戦目当てで大泉町へ行くのであれば、ともかく、事前に観光協会HPなどから問い合わせてほしい。