スマホ紛失・盗難時、真っ先に取るべき9つの行動
6. 必須サービスのパスワードを変更する
スマホの銀行アプリは、暗証番号やバイオ認証による検証で保護されています。しかし、メールやオンラインショッピングなどのアプリには、多くの場合、追加のセキュリティレイヤーがありません。 そこで、メールやオンラインバンキング、ショッピングアプリ、パスワードマネージャーなど、スマホでよく使う必須サービスのパスワードを変更して、不正なアクセスや使用を防ぎましょう。
7. 銀行に電話する
盗まれたスマホで、銀行系アプリの生体認証や暗証番号による安全対策を回避することは極めて困難です。しかし、ユーザーの中には、金融機関の認証情報をクラウドサービスや電子メール、メモアプリなどにプレーンテキストで保存している人もいます。 その場合は、銀行に警告し、カードや口座を一時的にブロックすることが不可欠です。 さらに、各サービスプロバイダーのサポートデスクに連絡して、すべてのUPIとモバイルウォレットサービスをブロックしましょう。 とはいえ、SIMにアクセスできれば、誰でも金融アプリのパスワードをリセットできる可能性が極めて高くなるでしょう。 そこで、次のステップとして、SIMをブロックすることをおすすめします。
8. スマホの通信事業者に連絡する
スマホが盗まれたと判断したら、すぐにそのスマホの会社か通信事業者に通知しましょう。 OTPベースのパスワードリセットシステムによる不正な取引や他のサービスへのアクセスを防ぐために、通信事業者にSIMのブロックを依頼することができます。
9. 警察に届け出る
スマホの盗難や紛失を警察に届け出ると、いろいろな意味で役立ちます。まず、盗まれたあとにそのスマホを使って行われた詐欺行為を立証するのに役立ちます。 また、アメリカの場合、スマホの保険に加入している場合、保険会社は保険金請求を処理する際に警察の報告書を要求します。
いざというときのために準備しておくこと
Samsungの「FindMyMobile」やiOSとAndroidの「Find My Phone」などのスマホ追跡サービスは、ログインしている場合にのみ機能します。 まだスマホを紛失したことが無い人は、念のためにこうしたサービスをスマホで事前に有効にしておきましょう。 また、銀行の認証情報をスマホやクラウドストレージのアカウントにプレーンテキストで保存しないようにしましょう。 そして、SIMカードを一時的にブロックしたり、期限内に警察に届け出たりすることで、被害を最小限に抑えることができます。 ──2022年2月4日公開記事を再編集して再掲しています。 翻訳: 春野ユリ/Source: SAMSUNG, Google, iCloud
ライフハッカー・ジャパン編集部