スフォルツァート、エントリーネットワークプレーヤー「DSP-Carina」&クロック「PMC-Gemini」
スフォルツァートは、上位機の技術を搭載しつつ価格を抑えたネットワークプレーヤー「DSP-Carina」と、SMA端子搭載のクロックジェネレーター「PMC-Gemini」を11月15日に発売する。また、SFPとRJ-45を変換するメディアコンバーター「MC-RJ45P」も登場する。価格はそれぞれ以下の通り(すべて税込)。 ・ネットワークプレーヤー「DSP-Carina」495,000円 ・マスタークロックジェネレーター「PMC-Gemini」297,000円 ・メディアコンバーター「MC-RJ45P」264,000円 スフォルツァートは、2009年に設立されたネットワークオーディオ関連製品をメインとする国産ブランド。DSP-Carinaは、その同ブランドが15年にわたり培ってきたネットワーク再生の知見を、より手頃な価格に展開したネットワークプレーヤー/USB-DACとなる。Carina(カリーナ)は竜骨座を意味する。 DACチップには、ESSのES9038Proを左右独立で2系統搭載。ネットワーク端子としてはRJ-45を採用、またUSB Type-B端子を搭載しておりUSB-DACとしても使用できる。クロックは内蔵されているが、BNC端子によって外部からの10MHzクロックを入力してグレードアップを図ることもできる。内部/外部クロックの切り替えは背面スイッチで行う。 ネットワーク再生としてUPnP(OpenHome、DLNA)、Diretta再生に対応。Roon Readyについても申請中となっている。またTIDAL、Qobuz、Amazon Musicなどストリーミングサービスにも対応し、UPnPならびにストリーミング再生は、専用コントロールアプリ「Taktina」から行える。 アナログ出力としてRCAとXLRを各1系統搭載。サイズは234W×280D×93Hmm。電源ケーブルが付属する。 PMC-Geminiは、超低位相ノイズ低ジッタークロックを採用する10MHzクロックジェネレーター。DAコンバーターに正確なクロックを供給する製品となる。出力は1系統で、SMA端子を採用する。Gemini(ジェミニ)は双子座の意味。 リアパネルには、フレームグラウンドと回路グラウンドを分離できるアイソレートスイッチを装備、好みに応じて切り替えが可能となる。サイズは235W×240D×93Hmm、AC電源ケーブルが付属する。 MC-RJ45Pは、RJ-45のネットワーク端子をSFPに変換するメディアコンバーター。本体には大型のトロイダルトランスを採用した電源回路が搭載されている。 リアパネルには筐体フレームグラウンドとの切り離しを操作する3個のアイソレートスイッチを搭載。回路グラウンド、SFPシャーシグラウンド、RJ-45フレームグラウンドとの分離をそれぞれ設定できる。 サイズは235W×240D×93Hmm、AC電源ケーブルが付属する。なおSFPモジュールは付属しない。 スフォルツァート製品については、現在(株)リジェールが国内販売を担当している。
ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈