語学力ゼロで現地校へ転校!南米生活を支えた「家族会議」&海外ママ友から学んだ「自分で考え選ぶ」大切さ
駐妻ライター佐々木はる菜の海外で見つけた「暮らしのヒント」
約2年をブラジルとアルゼンチンで過ごしてきた我が家ですが、実はこの度日本に「本帰国」しました。 振り返ると20本以上となった海外連載の最後となる今回は、周りに驚かれるほど波瀾万丈だった2年間を支えてくれた我が家の「家族会議」、そして現地で親しくなったさまざまな国のママたちから得た、日々を前向きに過ごすヒントについて書かせていただきます!
怒涛の海外生活の中で恒例となった「家族会議」
海外生活を通して今まで以上に増えたのが、家族で話す機会です。 日本と違うことばかりの南米駐在生活では、自分たちで考え解決・決断しなければならないことが多く、その都度家族で相談をしてきました。 そんな中で恒例となったのが、我が家の「家族会議」です。 まずは翌週の予定を確認し、子ども達も自分の手帳を使ってスケジュール整理!そしてその後は、家族で相談すべき問題やこれからどんなことをしたいかなどを自由に話しています。 要は家族揃って15~30分ほど話をするだけなのですが(笑)、あらかじめ日時を決めて集合し、小学生の子ども達ふたりが交代で司会と書記をつとめ、書記は練習も兼ねてパソコンで簡単な議事録を作成。意見を述べる時などは手を挙げ、司会に指されてから発言しています。
「家族会議」、3つのメリット
この「家族会議」という形を続けてきて良かったことは主に3つあります。
merit 001:家族会議のメリット① 予定の共有で日々の生活がスムーズに
まず良かったのが、家族みんなで予定を共有できること。 例えば夫とは出勤&帰宅予定時間、会食や自宅でのオンラインミーティングの有無についてなど。子ども達とは学校行事や持ち物、習い事についてなどちょっとした確認ばかりですが、お互いが翌週のスケジュールを大まかでも把握し合うことで毎日がスムーズに!特に朝、時間が限られる中でバタバタすることが減りました。
merit 002:家族会議のメリット② 子ども達の発言力や計画性アップ!
曲がりなりにも「会議」の場で発言することは、自分の意見を整理し、相手に伝わる説明を考え実践する良い機会。続ける中で発表や提案が上手になったと感じます。 また家族会議の後半では、みんなで次に行きたい観光地、レストランや旅行先、挑戦してみたいことなどを話し合い、気になることは子ども達自身でも調べてもらうようにしていました。 ひとつひとつは小さなことなのですが、自ら情報を集め実現のために行動することが増えてきました。 加えて子ども達が手帳を使い始めたことで、少しずつですが自分のスケジュールを管理できるようになってきました。まだまだ使いこなせてはいませんが、自分で予定を確認し、やりたいことや必要な計画を立てて実践する力を大切にしてほしいと考えています。