甲子園とは無縁でも…ドラフト上位指名を受けた天才野手(3)“無名校”が輩出した大型ショートは誰…?
京都国際(京都)の優勝で幕を閉じた2024年夏の甲子園。過去には甲子園で大活躍し、プロ入りした選手が数多くいる。一方で、聖地への出場は叶わなかった選手でも、ドラフト上位指名を受けた例は少なくない。ここでは、甲子園に縁がなかったものの、高卒でドラフト上位指名を受けた現役野手を紹介したい。(※今季成績は8月28日時点)
紅林弘太郎
投打:右投右打 身長/体重:187cm/94kg 生年月日:2002年2月7日 経歴:駿河総合高 ドラフト:2019年ドラフト2位 4年連続での規定打席クリアが現実味を帯びてきた紅林弘太郎。高校3年間、甲子園には出場できなかった1人である。 紅林は、駿河総合高(静岡)で1年夏に遊撃のレギュラーを確保。3年春にはU-18日本代表候補の合宿に参加し、奥川恭伸(現:ヤクルト)からヒットを放ち、注目されていた。 だが、高校最後の夏は静岡県大会の決勝戦で敗れ、甲子園出場とはならず。それでも、大型ショートとして高く評価され、ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団した。 高卒1年目から、早くも一軍を経験。すると、翌2020年には遊撃のレギュラーに定着。同年は136試合に出場して打率.228ながらも10本塁打、48打点をマークした。 昨季は127試合の出場で、自己最高の打率.275をマーク。阪神タイガースとの日本シリーズ第6戦では、勝利に貢献するホームランも放った。 今季は開幕直後こそ打撃不振に苦しんだが、6月下旬には打率3割近くまで上げた紅林。現在は若干調子を落としているものの、これから長きに渡ってオリックスのショートを守り抜くだろう。
ベースボールチャンネル編集部