【伊原春樹コラム】甲子園出場を懸けて繰り広げられる熱戦 最後まであきらめない姿勢を貫く高校球児の戦いから目が離せない
今年も甲子園での高校球児の熱戦が楽しみだ[写真=BBM]
【伊原春樹の野球の真髄】 今年は8月7日に第106回全国高等学校野球選手県大会が開幕するが、夏の甲子園出場に向けて地方大会で手に汗握る熱戦が繰り広げられた。7月21日には秋田大会決勝で金足農が秋田商を6対5で下して6年ぶりの甲子園へ。金足農のエース・吉田大輝は6年前に同校で甲子園に出場し、準優勝に輝いた吉田輝星(現オリックス)の弟だ。 テレビ画面を通じて大輝のピッチングを見たが、兄譲りのダイナミックさにあふれている。身長178cm、体重85kg。兄は高校3年時に176cm81kgだったというから、背格好はほとんど同じ。当然だが、顔もよく似ている。力のあるストレートにスライダー、カーブ、チェンジアップを操るが制球力に優れている。投球のテンポも良く、間(ま)を空けずにどんどんと投げ込む姿は見ていて気持ちがいい。 秋田大会では・・・
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週刊ベースボール