ショットが好調な片山晋呉（提供：日本プロゴルフ協会）

シニアゴルフ・ファンケルクラシック第2日（19日、静岡・裾野CC＝6993ヤード、パー72）10位で出た片山晋呉（51）＝イーグルポイントGC＝が5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし、通算8アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。69で回った宮本勝昌（52）＝シーミュージック＝が通算9アンダーで単独首位。アマチュア枠で出場のプロ野球巨人前監督、原辰徳氏（66）＝ファンケル＝は83で、通算19オーバーの75位となった。 18番（パー5）、片山は残り207ヤードから追い風も計算し、ピンそば4メートルに2オン。イーグルパットは外れたが、5つ目のバーディーで締めた。 「風が強いのは予報で分かっていた。昨日からショットが良かったのでチャンスだと思った」 7メートル以上の強風が吹き、風向きも前日とは反対。歴戦のシニア選手たちも苦戦する中、この日ベストの67を出した。 1打差を追う最終日は、日大出身トリオの最終組で回る。単独首位の宮本は茨城・水城高からの同級生で、3位の古庄紀彦は2学年下だ。宮本が制した昨年大会は、片山は最終日を首位に2打差の2位から出たが、伸ばせず10位だった。「出る試合、優勝目指してやっている」。今年は雪辱し、シニア2勝目を飾る。（石井文敏）