軽部真一アナウンサーが教える“インタビューの極意” 同い年トム・クルーズ&ブラピ&アンソニー・ホプキンス…ハリウッドスターとの“勝負”【フジテレビ新人アナウンサー研修日誌】
トム・クルーズ ブラッド・ピット ブルース・ウィリス アンソニー・ホプキンス…ハリウッドスターにインタビュー学ぶ
各社苦戦したハリウッドスターの心を掴んだ質問 新美: 自分もインタビューが得意になったなと思ったターニングポイントはありますか? 軽部: 30年前にめざましテレビを始めて、半年経った頃から本格的なエンタメコーナーが始まりました。 当時はハリウッドのスターたちの来日が目白押しの時期で、番組のエンタメコーナーの色付けをしていく上で、たくさんハリウッドスターに会いました。 同い年のトム・クルーズに会ったのも、1年目の秋。 ブラッド・ピッドもこの頃に。 ハリウッドスターのインタビューは短くて、場合によっては10分。 そこに通訳が入るから実質半分。5分ってこともありました。 映画「シックス・センス」の時のブルース・ウィリスやハーレイ・ジョエル・オスメントのインタビューもたしか。 そうなると、一問ずつしか聞けない。 記者会見やサウンドバイト(レッドカーペットでのインタビュー)と一緒ですよ。 時間との勝負なので、短い時間の中で、インタビューを学んできました。 今のThe軽部真一(めざましテレビ内のインタビュー企画)のようなロングインタビューでじっくりというものの真逆をいくのがハリウッドスターとのインタビューで、短い中でどう盛り上げるかが必要。 相手も盛り上げ上手が多いけれど、こちらも負けていられないというのがありました。 たしか「ハンニバル」の宣伝でアンソニー・ホプキンスが来日した時は、とても口が重くて機嫌を取るのに各社悪戦苦闘していたんですよ。 その緊張感の中でディレクターと考えた最初の質問が、 「なんとお呼びしたらいいでしょうか?サーホプキンス?レクター博士?」 これはアンソニー・ホプキンス自身がナイト(サー)の称号をもっているから聞いたのです。 すると、ニコッと笑って、「トニーでいいよ」(トニー:アンソニーの愛称)って言ってくれて。 これで、「来た!」って思いましたね。 この質問を気に入ってくれたのだと。 すると友好的な雰囲気で、柔和に丁寧に僕のインタビューには答えてくれました。入口が大事だと感じましたね。
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