快適さ重視? それとも持ち運びのしやすさ!? キャンプスタイルに合わせた「アウトドアチェア」の選び方とは
食事や焚火、リラックスタイムなど、椅子に座って過ごすことが多いキャンプ。アウトドアチェアは、キャンプの満足度を左右する重要アイテムのひとつです。ひと口にアウトドアチェアといっても多くの種類がありますが、せっかくなら自分のキャンプスタイルに合った椅子を選びたいもの。今回は、キャンプ時の「椅子の種類」と「選び方」をご紹介します。 【写真】様々なタイプがあるアウトドアチェアの種類をチェックする(全8枚)
王道はハイチェアとローチェア
キャンプに持参する椅子といえば、「ハイチェア」と「ローチェア」が王道。どちらも背もたれがついた椅子ですが、ハイチェアは座面高が40cm以上あり、立ち座り動作が楽なのが利点です。ダイニングチェアのようにテーブルとセットにして使うのに向いており、食事やワーケーションなどのシーンに欠かせません。 一方のローチェアは座面高が低めで、ソファのように足を投げ出して座れるため、くつろいで過ごすのに最適。食事の際はローテーブルと一緒に使うことが多く、ハイチェアに比べてコンパクトに収納できるのが嬉しいですよね。
収納スペースに余裕があるなら「ベンチタイプ」を!
さらにコンパクトさを求めるなら、背もたれのないスツールや地面に直接置く座椅子がおすすめ。軽量で持ち運びしやすいので、フェスやピクニックなどキャンプ以外のアウトドアにも向いています。スツールを他の椅子と組み合わせてオットマン風にしたり、背もたれが倒せるタイプの座椅子をマット代わりにしたりと、幅広い用途で使えるのもポイント。 逆に収納スペースに余裕があれば、複数人でのキャンプに便利なベンチタイプを選ぶのも良いでしょう。座るだけでなく、横になったり座面を荷物置きにしたりと様々な応用ができるのがメリットです。
リラックス重視の椅子は弱点も理解して選ぼう
リラックスタイムを重視したい人は、ハンモックチェアやロッキングチェア、リクライニングチェアがぴったり。ただし、揺れを楽しむハンモックチェアやロッキングチェアは、食事や作業には使いづらいため注意が必要です。 また、ロッキングチェアは砂利などの不安定な地面では使えないことも。その点、背もたれの角度を変えられるリクライニングチェアは食事に使いやすいのですが、収納サイズが大きくなるという難点もあります。 アウトドアチェア選びは、自分がキャンプで重視するポイントをはっきりさせると上手くいきます。数ある商品の中から、キャンプスタイルに合ったお気に入りのアイテムを探してみてはいかがでしょうか。
野中陽平