【エックスゲームズ】スケートボード西村碧莉21歳 “憧れ”の大会で“憧れ”の存在へ
「まだ21歳なのに年齢を感じるんですよ。まだ若いのに下の世代の子達が若すぎて21歳でさえ、歳がいっていると錯覚するほどみんなが若い(笑)」 【動画】“スケボー日本女子の先駆者” 21歳の西村碧莉「自分もまだ若い」エックスゲームズCHIBA2023 そう話すのはスケートボードの女子ストリート・西村碧莉選手。東京オリンピックでスケートボードが新競技として採用される前、言い換えれば、スケートボードが「スポーツ」ではなく「カルチャー」として広まっていた頃からスケートシーンを引っ張ってきました。 インスタグラムのフォロワーはスケートボードの日本人女子選手で最も多い21.8万人(23年4月現在)。今となってはスケートボードを始めた理由を「西村碧莉選手に憧れて」と答える選手も少なくありません。 西村「(下の世代のスケーターは)怖い物知らずで常に100%で取り組んでいるように見える。みんな子供っぽさもありつつ、滑っているときは集中していて大人っぽさもありつつ・・・よく連絡をとるのは織田夢海や(西矢)椛。自分からしたらみんな妹みたいな感じです」 西村選手の魅力はダイナミックなスケートに加えて、ファッションもその一つ。東京オリンピックでは「金髪×オールホワイト」で注目を浴びました。最近では、大谷翔平選手がアンバサダーを務めるアメリカの有名ファッションブランド「BOSS」のファッションショーにも招待されています。 西村「ファッションも含めて自分に憧れて欲しいし、そんな部分も含めてファンになって欲しい。スケートだけじゃなくて人としても『あぁいう人になりたい』と憧れを持ってもらえるように活動していきたい」
西村選手がスケートボードを始めた頃から憧れていた夢舞台 エックスゲームズ。2017年にはこの種目アジア人女性初の快挙となる金メダルを手にしました。これを機に西村選手は単身渡米、活動の拠点をロサンゼルスに移しました。西村選手にとって"エックスゲームズ"は、自身のスケート人生をより大きく羽ばたかせてくれた大切なコンテスト。 昨年、そのエックスゲームズが初めて日本で開催。西村選手はこれほど無い喜びを感じていたと言います。「小学校のときから出場するのに憧れていたエックスゲームズが初めて日本で開催されて、率直に楽しかった。(アメリカで)いつも一緒に滑っている海外のスケーターと、日本で一緒に滑るのは凄い気分がアガりました」