“EUROの主役候補”メンフィス・デパイの「挫折」と「開花」【現地発】
あのベンゼマを追い抜いた75ゴールはクラブ歴代7位
クーマン監督続投を条件にバルサと合意に達したとの報道もあるデパイ。EUROで活躍し、メガクラブ再挑戦を実現させられるか。(C)Getty Images
EUROの主役候補のひとりだ。21歳で入団したマンチェスター・Uで挫折を味わうも、新天地を求めたフランスで才能を全面開花させたデパイ。リヨンとの契約が切れる今夏はどうやらビッグクラブ再挑戦を望んでいる。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2021年5月20日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― あくまで数字上の比較とはいえ、あのカリム・ベンゼマを凌駕しているのだから素晴らしい。メンフィス・デパイがリヨンにおける通算ゴール数で、クラブOBのベンゼマを追い抜いた。 2009年夏に移籍金3500万ユーロ(約43億7500万円)でレアル・マドリーに売却されたベンゼマは、それまで在籍していたリヨンでは公式戦148試合に出場すると、66ゴールと26アシストを計上する。一方のデパイは2017年1月に
本文:3,685文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。