ネットがザワつく「『with MUSIC』で新旧ジャニ“共演”」に見え隠れする“テレビ局側の本音”ーー辞めジャニ「新しい地図」「Number_i」と「SUPER EIGHT」「WEST.」の“共演”は何を暗示するのか
■今後もリスクと利益を両にらみ 「THE MUSIC DAY 2024」も、今回の「with MUSIC」も、「リアルタイム視聴が期待できるファン層を持つアーティストをできるだけ多く出したい」という狙いがあったのは間違いないでしょう。 さらにSTARTO ENTERTAINMENT、CULEN、TOBEのアーティストはネット上のコメントや配信再生も活発であり、同時出演によってその効果は倍増するという期待のほどがうかがえます。
性加害問題という大きなきっかけがあったにもかかわず、ドラスティックに変えられないもどかしさはありますが、他局も似たようなものであり、ビジネスである以上、これからもリスクと利益を両にらみしながらキャスティングを進めていくのでしょう。 その際はできるだけ視聴者ファースト、クオリティファーストを貫き、「忖度ではないか」と疑いたくなるような機会を減らしてほしいところです。
木村 隆志 :コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者