ネットがザワつく「『with MUSIC』で新旧ジャニ“共演”」に見え隠れする“テレビ局側の本音”ーー辞めジャニ「新しい地図」「Number_i」と「SUPER EIGHT」「WEST.」の“共演”は何を暗示するのか
まだ「MCとして業界トップの中居さんは特別だから」という段階ではあるものの、事務所の垣根を越えた共演を進めるチャンスであることは間違いありません。 特にSTARTO ENTERTAINMENTと新しい地図やTOBEとの共演は、過去との差が大きく、注目度が高い今こそ大きなチャンス。 テレビ局としても話題性があって視聴率や配信再生数が期待できるうえに、「無用な忖度はしない」というメッセージを伝えられるだけに、彼らの共演を進めるほど局全体のイメージはよくなっていくでしょう。
1つ理想をあげるとしたら、ジャンルこそは違うものの、2014年3月31日に放送された「笑っていいとも! グランドフィナーレ感謝の超特大号」(フジテレビ系)。 タモリさん、明石家さんまさん、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、爆笑問題、ナインティナインなどが共演したときのようなサプライズを伴う楽しげなムードの共演は歓迎されるでしょう。 事前予告しての「ついに共演」もいいのですが、予告なしの「まさかの共演」のほうが目先の数字だけでなく、長きにわたって称えられるブランドイメージのアップにつながる可能性大。
それこそ新しい地図の3人とソロアーティスト活動中の木村拓哉さんがサプライズ共演したら、「いいとも!」以来のインパクトを与えられるかもしれません。 ■「現在のニーズ」がリアルに問われる やや話が飛躍した感もあるので、現実的な業界内の動きを2つあげておきましょう。 新しい地図の3人が音楽番組にそろって出演することで、急浮上しているのは他番組への出演。まず音楽番組では、特に3人が親交の深いタモリさんがMCを務める「ミュージックステーション」への出演を望む声が多数見られます。
もちろん音楽番組だけでなく、「かつてのように民放のバラエティや情報番組にも出てほしい」という声も少なくありません。 現在3人はNHKで「ワルイコあつまれ」という教育バラエティにレギュラー出演し、「SMAP×SMAP」(関西テレビ・フジテレビ系)時代を彷彿させるコントを披露していますし、配信番組などで見せるトーク力も含め、3人のスキルはサビついていないように見えます。 しかし、「業界内の圧力や忖度が改善されつつある」ことが意味するのは、「フェアな競争になったことで現在のニーズが問われる」というシビアな現実。アイドルやアーティストの世代交代やグローバル化が進む中、現在彼らがどれくらいの影響力を持っているのか。