NBAロゴのシルエットを功績称えコービー氏に変更を…ファンが異例の嘆願署名運動をスタートし、すでに45万人
NBAのスーパースター、コービー・ブライアント氏のヘリコプター墜落死の悲報は全米に衝撃を与えた。多くの人々が追悼、惜別の言葉を贈り、NBAの試合は、ブライアント氏を偲び同氏がレイカーズ入団から10年間つけた背番号「8」、2006年から引退までつけた「24」にちなんで、試合開始から最初にボールを持った側が8秒間、プレーせずにその場に腰を落とすなどの「8秒バイオレーション」「24秒バイオレーション」を行ったが、CBSスポーツは、NBAのロゴにあるプレーヤーのシルエットをブライアント氏に変更することを求める嘆願署名運動が始まり、すでに30万人以上の署名が集まっていることを報じた。 赤と青の米国国旗を思わせるようなバックにプレーヤーがドリブルしている白抜きのシルエットを使ったNBAの印象的なロゴは、1969年から採用されたもので、当時のコミッショナーの依頼を受けてデザイナーのアラン・シーゲルが考案した。 モデルとなったのは、レイカーズのレジェンド、ジェリー・ウェスト氏(81)である。現役時代は、「ミスタークラッチ」と呼ばれたほど勝負強い選手で、引退後に殿堂入り。レイカーズ監督、GMなども歴任した人物である。 だが、CBSスポーツによると、ブライアント氏の功績を称えるため、ファンが、そのシルエットをブライアント氏に変更する嘆願署名運動を始めたという。 同メディアは、「ファンは『マンバ(ブライアント氏の愛称)』を称え、レガシーを残す方法を探っている。将来の殿堂選手を讃えるために、ジェリー・ウェスト氏のシルエットからブライアント氏にロゴを変更するようにNBAに嘆願する動きが始まった。それは、非常に迅速なペースで進んでいる」と伝えた。 嘆願サイトの「change.org」には「偉大なコービー・ブライアント氏の早すぎる突然の死を受けてNBAの新しいロゴにして彼を永遠のものとするための嘆願へ署名をお願いします」と書かれており、日本時間28日、午前6時の段階で45万以上が集まっている。