スリクソンの新ドライバー 女子ツアーは「LS」人気 竹田麗央は3Wをいきなり投入か
竹田と同じく、ドライバーは新しい「LS」をテストした小祝さくら。「朝打った時は、つかまりづらいのと高さが出すぎていたのが気になりました。でも午後に練習場でおもりの調整をしてもらったら、球がつかまるようになって、高さも抑えられていい感じでした」と、ソール前後にあるウエートを入れ替えて弾道を調整したところ、弾道が見違えて良くなった。さらにロフトを立てたことで、「最終的に球が強い感じになって、これなら試合で使えるかもっていう段階です」と、今週の投入の可能性も示唆した。
さらに竹田と同様、小祝もスプーン「ZXi フェアウェイウッド」を絶賛。「曲がらないですし、安定感がある。1発目からいい球が出ました。距離もそんな変わんなかったので、もう替えようと思っています」。同じような「いい球が出た」というユーティリティと合わせて替える予定だ。
契約選手の中でも指折りのショットメーカーである櫻井心那も、「ZXi LS」ドライバーをチョイス。「マックス以外の3種類を打って、スタンダードかLSかで迷いました。でも、元々5LSを使っていたのもあってか、最終的にLSの球の高さとスピン量のバランスがいちばん良かったです。(前作に比べて)気持ち球が高くて、あと結構つかまりやすいですかね」と、最終的にトウ寄りに鉛を貼って調整した。「今はこっち(5LS)が調子いいので、今週無理に変える必要はないかなと思ってはいます」といきなりの投入は控える模様。一方で「フェアウェイウッド、UTの2本は替えようかなと思っています。すごくいい」と、ドライバーの下の3本は早くもバッグに入った。
3人のショットメーカーが「LS」を選んだのは偶然なのか、はたまた必然か。そして押しなべて評価の高かったフェアウェイウッドは非常に気になるところ。女子ツアーでは使用者も…と想像していた一番やさしいモデルと目される「ZXi MAX」に関しては、今のところテストをしている選手はいなかった。(愛知県美浜町/服部謙二郎)