【高校野球】近畿大会は東洋大姫路が17年ぶり優勝 中国大会は広島商が31年ぶりの戴冠!強豪・古豪が続々と明治神宮大会へ 東洋大姫路・阪下投手「神宮大会は挑戦の場、全国の舞台で自分の課題を見つけたい」 スポーツ
『関東大会』決勝は健大高崎と横浜の強豪対決 横浜が17年ぶりの優勝
同じ11月4日(月)、そのほかの地区でも決勝戦が行われて、強豪・古豪が栄冠を手にしました。 強豪対決となった関東大会決勝は、今年の春のセンバツ大会優勝の原動力となった石垣元気投手を擁する健大高崎と、神奈川の名門・横浜が対戦。 試合は、7回までに両チーム3点ずつを取り合うまさにがっぷり四つの展開となります。7回表、健大高崎は石垣選手のタイムリーで3対1と勝ち越しますが、その裏横浜も2アウトから2番為永皓選手、3番奥村凌大選手の連続タイムリーツーベースで追いついて、3対3のまま延長戦にもつれ込みます。そしてタイブレークに突入した延長10回裏、1アウト2塁3塁から、再び奥村選手が石垣投手からライト前にサヨナラタイムリーヒット。 熱戦を制した横浜が、17年ぶり4回目の関東大会優勝で神宮大会出場を決めました。
『中国大会』広島商と米子松陰が対決 広島商が31年ぶりの優勝果たす
中国大会決勝は、古豪復活を期す広島商と、初めての秋の中国大会決勝進出を果たした米子松陰の対戦。 広島商は2対3とリードされた5回、米子松陰の好投手・新里希夢選手から1回に先制のツーランホームランを放っている4番名越貴徳選手がセンター前にポトリとおちるタイムリーヒット。同点においつくと、かわった2人目の惣郷峻吏投手から7番柳井晶翔選手のタイムリーなどでさらに3点を奪って勝ち越します。守っては、5回から登板したエースの大宗和響投手が米子松陰の反撃を2安打無失点に迎える安定感抜群のピッチング。6対3で勝利して31年ぶり7回目の秋の中国大会優勝を果たしました。
『四国大会』高知の明徳義塾と香川の高松商が対決 明徳義塾が4年ぶりの優勝
四国大会決勝は、高知の明徳義塾と香川の高松商の実力校同士が激突しました。 1点を先制された明徳は、4回表2アウト満塁のチャンスをつくると7番続木琥太朗選手、8番池田佑二選手、9番松井萊翔選手が3者連続のタイムリーヒット、一気に4点を奪って逆転します。 高松商業も4回に1点を返した後の5回裏、2アウト2塁3塁のチャンスに7番和泉翔大選手のセンター前へのタイムリーヒットで4対3と1点差に迫りますが、ホームを狙ったセカンドランナーは、センター山田将太郎選手の好返球に阻まれてタッチアウト、同点に追いつくことができません。 逆に明徳は6回表、松井選手のこの日2本目のタイムリーヒットで5対3と突き放すと、エースの池崎安侍朗投手が、毎回のようにランナーを出しながらも粘り強い投球でリードを守り抜きました。9回裏2アウト1塁3塁と長打が出れば同点のピンチも、冷静な投球で切り抜けてゲームセット。接戦を制した明徳義塾が、4年ぶり12回目の秋の四国大会制覇を果たしています。