虎のソナタ トラ番〝グランプリ男〟の有馬記念本命は… 宝塚記念に続きブローザホーン◎
有馬ウイークは18日、折り返しの水曜日。馬券予想の判断材料として欠かせない追い切りが行われた。各馬の情報をたっぷりとお伝えするため、この日の「虎のソナタ」は一時〝お引っ越し〟。1面で紹介したように、今年の有馬記念の主役、ドウデュースの動きは素晴らしかったようだ。 有馬記念といえば、これまで世相馬券が注目されてきた。その年の出来事などにちなんだ馬が馬券に絡むもので、アメリカ同時多発テロが起こった2001年は1着マンハッタンカフェ、2着アメリカンボスで馬連4万8650円と大波乱の決着となった。08年には世間を騒がせたアナウンサー、山本モナの名前が馬名に入った最低人気のアドマイヤモナークが2着にきて、3連単は98万5580円もついた。 世相だけでなく、10年は当時横綱の白鵬が表彰式のプレゼンターとして来場し、白い帽子の❶枠に入ったヴィクトワールピサが勝った。世相馬券は終わってみれば、あぁそうだったか~と思わされるものばかりで、勝手なこじつけかもしれないが、決して侮ることはできない。 では、今年の有馬記念の世相馬券は…。〝大谷馬券〟を狙ってみるのもおもしろいのではないだろうか。ドジャースの大谷翔平は米大リーグで史上初の50本塁打&50盗塁の50-50を達成。この日、MLBが選ぶ「ベストプレー100」の1位に輝いた。ということは、枠連❺❺? ドジャースカラーの青色である❹枠を絡ませるのもアリ? そんなことを考えていたらトラ番・邨田直人から突っ込まれた。 「先輩、そんな単純な予想では駄目ですよ。大谷は50-50ですが、ちゃんと実数を見てください。最終的に54本塁打、59盗塁を記録したじゃないですか。だから、④⑤⑨番の馬がおもしろいと思いますよ」 なるほど、なかなか説得力がある。実は、邨田は〝グランプリ男〟なのだ。今年の宝塚記念は本命のブローザホーンが1着。「ドンピシャで3連複を当てました。15万円くらい、もうけさせてもらいましたよ」。普段、コースとの相性がよさそうな血統の馬を狙うという。「あとは、最近調子が悪くて人気を落としている馬も買いますね」。トラ番が誇る穴党の今年の有馬記念いちおしの馬は…。 「血統はちゃんと見ていませんが、今回もブローザホーンを本命にしたいと思います。宝塚記念を的中させたので、人気薄が予想される今こそ、もう一度狙いたい一頭です」