【シリーズ年末回顧】『初めて』をキーワードに今年一年を振り返る【高知】
RKC高知放送
2024年の出来事を振り返るシリーズ「年末回顧」。今回は「初めて」をキーワードに高知県内の今年一年の出来事を振り返ります。 <初日の出> 2024年元日、桂浜には「初」日の出を見ようと大勢の人が訪れました。 高知市の最低気温は7度と3月下旬並みでした。 ■訪れた人 「初めて見たんですけどとてもきれいで感動しました」 <初詣> 高知市の潮江天満宮には正月3が日、例年並みの約19万人が参拝。 新型コロナウイルス5類移行後「初」めての新年で、手や口を清める「手水舎」や鈴を鳴らす鈴緒も使えるようになりました。 <仕事始め> 高知市役所では、桑名龍吾新市長が幹部職員約50人を前に「初」めての年頭あいさつ。一方、高知市で初めて女性副市長が起用されました。神谷美来副市長です。 ■神谷美来 新副市長 「(高知は)非常に活気のある所だなと印象を持っていて、よさこいが踊れるようになりたい」 <大月町で初導入> 大月町では、同性のカップルをパートナーとして認めるパートナーシップ制度を今年1月に導入。県内では7市町目の導入で、この日第1号カップルが届け出をしました。去年町内に移住した、戸籍上は女性でトランスジェンダー男性の勝又栄政さんとそのパートナーの女性です。 ■勝又栄政さんとパートナー 「何かがあったときに証明するものがないというのは非常に不安だったので、こちらに来てまずそれができたのが一番うれしい」 <全国初の実証事業> 郵便局と高齢者の自宅をオンラインでつなぐ新たな見守りサービスの実証事業が梼原町で全国で初めて行われ、健康管理や安否確認をしました。 <移動交番を導入・初出動> 警察が専用の車で地域に出向き住民の相談などを受け付ける移動交番が、安田町に初めて出動しました。この一年、中山間地域だけでなく水難防止パトロールや子どもたちの通学路の見守りなど幅広く活動しています。 ■訪れた人 「声をかけやすい、こうしてみんな居るところやったらかけやすい、自分のことを言えるし、ちょっと落ちつく」 <バス運転手体験会> 高知市大津のハローワーク高知で、バスの運転手の仕事を知る体験会が開かれ、30代から60代の17人が参加しました。県内ではバスの運転手不足が課題となっていて、高知労働局などが、県バス協会の協力を得て初めて開催したものです。 ■参加者 「やりがいっていうか、お客さんにありがとうって言われることは多いですよって話を聞いたので良かった」 <文旦フリスビーの大会> 宿毛市で初めて開かれたのが地元の特産品・文旦の上下の皮の部分を投げ、飛距離を競う「文旦フリスビー」の大会。生産者で作る「すくも文旦育成会」が考案したもので、男女20人余りが参加。最長距離は、46メートルでした。 ■参加者 「子どものころを思い出して楽しかった」 <火災の恐ろしさ体験> 高知市の南消防署で開かれた火災体験研修は、火災の恐ろしさを肌で感じてもらおうと南消防署の敷地内にある訓練棟を使って初めて実施されました。 ■高齢者施設の職員 「火の勢いがすごくてちょっと驚きました。想像以上だったので怖かった。日頃から訓練したいなと思った」 これからますます乾燥するシーズン。火事に注意が必要です。 <春ぶり宣言> ■「春ぶり宣言します…」 水揚げされたばかりのまるまると太ったブリ。春先に獲れるブランド魚「室戸春ぶり」です。この「春ぶり宣言」は、春先にもっとも脂がのる室戸沖のブリを知ってもらおうと、地元の団体でつくる室戸市定置漁業振興協議会が初めて発表したものです。来年も豊漁を期待したいところです。 <原形精米できる機械を四国で初めて導入> 「こうち酒米精米工場」が南国市で操業をスタート。工場では5台の精米機のうち2台を更新し、効率よく精米できる原形精米ができる機械を四国で初めて導入しました。 ■竹村昭彦理事長 「高知の良い酒米をしっかりと使って、土佐の酒だということを県外、海外にも伝えていくことができるという意味でも非常に大きな意味があると思う」 <新紙幣発行> 紙幣のデザインの刷新は20年ぶりで、1万円札の顔が変わるのは1984年に聖徳太子から福沢諭吉に変わって以来40年ぶりです。高知市の金融機関では早速、窓口で紙幣を交換する姿が見られました。 高知市の初月小学校の6年生の教室では、新紙幣を使った歴史の特別授業が開かれました。 ■小学生 「いままでとは全く違う触り心地。 変わる、回ってる。すごい」 子どもたちは新紙幣を実際に手に取ってすかしてみたり、3Dホログラムを動かしてみたりして驚いた表情を浮かべていました。 <オリパラ金メダル 新たな賞創設、初めての受賞> 今年の夏、フランス・パリで開催されたオリンピック、パラリンピックは県勢のメダルラッシュに沸きましたが、その後、県内ではメダリストの偉業を称えようと、初めての賞の創設が相次ぎました。 県が新たに設けた「県民栄誉賞」、そして、高知新聞社が創設した「高新スーパーアスリート賞」など次々と初めての表彰が行われ、メダリストたちはさらなる活躍を誓っていました。 <ネーミングライツ> 高知市は新たな財源確保の一環で、市内の公共施設に愛称をつけるネーミングライツのパートナーを初めて募集。10月から契約を結んだ12の施設で愛称の使用が始まりました。わんぱーくこうちは、高知市の和建設がネーミングライツを取得し「和の森 わんぱーくこうち」となりました。 ■叶建設 社長室長・中岡 竜太郎さん 「森林保全をすることは結局、野生生物、 生物多様性を守ることにもつながるので、そういう意識をもって動物を見てもらえたらなと思ってます」 <はりまや橋改修工事 初めてのお色直し> 高知市が1998年に観光名所の一つして、かつての橋を再現しようと現在の場所に設置しました。設置から26年が経ち腐食や劣化が進んでいて、10月から初めての“お色直し”が始まりました。はりまや橋の改修、塗り直しは来年3月上旬に終わる予定です。 <運賃改定> ■乗務員 「現金でご乗車のお客様はご注意下さい 本日より230円となってます」 11月1日から値上げした路面電車とバスの運賃。これまで200円だった高知市中心部の運賃均一区間は電車が230円、バスが240円になりました。運賃の値上げは消費税の増税を除くと、2014年にとさでん交通が発足して以来初めてのことでした。 ■利用客 「仕方ない」「市民の足ですからね。止まってしまったらみんな困るでしょう」 <土佐あかうし初めて海外へ輸出> 高知県が誇るブランド和牛「土佐あかうし」。初めて海外に向けて輸出販売することになり、県食肉センターでセレモニーが開かれました。この日は、タイに向けて田野町の農家が飼育した土佐あかうし1頭分約73キロを出荷しました。 ■三谷勝義会長 「これからどんどん海外に、この日本の高知の美味しい土佐和牛を食べていただきたい」 <高知ユナイテッド> 初めてのJ3参入に向け、いよいよ王手をかけた高知ユナイテッドSC。4月28日には初めて、観客動員1000人を超え、初めての7連勝を記録しました。 その後の試合では初めて観客1万人を超え、今年一年、いくつもの「初めて」を達成してきたユナイテッド、もう一つの大きな夢、「初のJ3参入」が叶うかどうかは、12月7日、横浜での入れ替え戦第2戦にかかっています。