<長谷川育美>アニメ「がんばっていきまっしょい」インタビュー 負けず嫌いなイモッチに共感 無気力だった高校時代
豪華声優陣の出演も話題になっている。
「悦ネエは、おとなしい子ではなくて、元々は生き生きしていたタイプで燃えるものを持っている。難しいキャラクターだと思いますが、雨宮さんの絶妙なニュアンスが本当に素晴らしいんです。ヒメは素朴な可愛さのある子です。可愛さが強すぎても合わないと思うんです。支えてくれるようなところもあります。 梨衣奈は、李依さんしか浮かばない(笑)。空気を変える存在ですし、空気感の違いを感じていました。ほかの4人のキャラクターとは育ってきた環境が違いますし」
◇絶対に負けない!と急にやる気に
長谷川さん自身の高校時代についても聞いてみた。
「部活はやっていなかったです。一瞬だけボランティア部に入ったけど、辞めてしまいました。高校が家から遠くて、自転車で通っていて、これが部活じゃない?と思って(笑)。趣味も本当にゼロだったんです。人生の中で高校時代が一番やる気もなくて、。夏休みもほぼ家から出ずに、ずっとニコニコ動画とかを見ていました。「何かやれただろう!」と今、自分で思うくらい何の気力もなかったです。中学は卓球に熱中していて、楽しかったんですけど、高校になると、いろいろな地域の人が集まるから、これまでと空気が違って、こんなに違うの!?と無気力になってしまいまして。この映画みたいにキラキラしたところは1ミリもなかったです」
無気力だったが「声優になりたい」という夢はあった。専門学校に行ったことが転機となった。
「声優になりたいとは思っていましたが、田舎だったから養成所に行くことにあまりピンときていなかったんです。でも大学に行きたくなかったんです。もう勉強したくないし、声優に憧れていたから、声優の専門学校に行ったんです。元々、演技をやっていなかったし、専門学校で初めて演技を学びました。同じ夢の人しかいない場所で、私は元々は負けず嫌いなので、絶対に負けない!と急にやる気になったんです」