【バレー】”エンクロ”の愛称で親しまれた千葉エンゼルクロスが休部を発表
千葉県柏市に拠点を置く女子バレーボールチーム、千葉エンゼルクロスが7月1日、休部を発表した。 千葉はV2(Vリーグ2部)を主舞台に活動して来たチーム。母体は医療社団法人・天宣会グループで選手は日常、介護職などに従事していた。 明るく元気。ひたむきさや厳しさに目が行きがちなバレーボールにあって、どこか自由さを感じさせるチームカラーが特色で、前身の柏エンゼルクロス時代より「エンクロ」の愛称でファンに親しまれてきた。 Vリーグで20年の歴史を持つチームだが、一般社団法人ジャパンバレーボールリーグ(JVL)が今秋より新リーグを発足させるにあたり、活動方針の違いなどから、新Vリーグには参加しないことを表明していた。 千葉は当初「新Vリーグには参加しないがバレーボールは継続する」と発表。しかしチームを稼働させる人員が不足していることを理由に今回、活動を休止する決断を下した。 現在メンバーの多くはVリーグの「自由交渉リスト」に名を連ね、数名が同一カテゴリーの東京サンビームズに移籍加入を果たしている。 1部リーグには届かなかったが個性的な選手を輩出し、バレーボールの魅力を伝えてくれたエンゼルクロス。 社業との両立というハードな環境の中、笑顔を絶やさずにバレーボールの楽しさを伝え続けてくれた歴代のエンゼルたちに心から感謝したい。
チームの公式コメントは以下(チームHPより引用) 日ごろから「千葉エンゼルクロス」への多大なるご声援、誠にありがとうございます。 先般、一般社団法人ジャパンバレーボールリーグから発表されている2024-25シーズンから適用となる新しいクラブライセンスについて協議し、チームの事業化やアンダーカテゴリーの保有など、チーム設立趣旨との相違、また新クラブライセンス内容を満たすことが困難であることから申請を辞退いたしましたことをご報告し、活動を継続する旨をお伝え致しておりました。しかしながらチーム活動を継続するための人員確保が困難であることから、休部することといたしましたのでご報告申し上げます。 チーム設立から、多くのファンの皆様にご声援を頂き、また協賛社様、地元バレーボール協会関係者の方々の多大なるご支援を頂きここまで活動ができましたことを心より感謝申し上げます。 ご声援ありがとうございました。