「太鼓の達人」制した愛知代表 75~59歳の3人組 無敗で優勝
今年10月に鳥取県で開催された高齢者らのスポーツや文化などの祭典「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」で、初採用のeスポーツに出場した県代表の女性3人チーム「あいちドンドコ」が、初代チャンピオンに輝いた。
ねんりんピックの初代王者に
チームは川井啓子さん(75)と稲屋法子さん(69)、水上美保さん(59)の3人。大会では音楽に合わせて太鼓をたたく「太鼓の達人」で得点を競った。 ねんりんピックeスポーツの出場資格は今年度中に60歳以上となる高齢者。全国から33チームが出場し、課題7曲から1戦ごとに3曲が出題されて合計点を競った。3人は予選リーグの3試合、決勝トーナメントの2試合を全勝で勝ち進んだ。決勝では、長崎県の代表チームと対戦。3人で300万点中281万点を獲得し、無敗で優勝を飾った。 大会前に優勝を宣言していた川井さんは「冗談が本当になった。ステージでは太鼓をたたくのが楽しくて集中できた」と振り返り、水上さんも「韓国ポップを聴いて臨み、緊張をほぐした」と明かした。稲屋さんは「高齢者にもeスポーツが広がってほしい」と話した。