昭和にタイムスリップ、昔懐かしの暮らし再現 岐阜市歴史博物館で「ちょっと昔の道具たち」展
明治期から昭和期にかけての人々の暮らしを紹介する企画展「ちょっと昔の道具たち」が、岐阜市大宮町の市歴史博物館で開かれており、かつての街角や学校などの様子を再現した展示が来場者の関心を集めている。3月9日まで。 150年前から40年前を「ちょっと昔」と位置づけて、ジオラマのような展示で時代の雰囲気に浸ってもらう恒例の企画。当時の人たちにとって身近だった道具を並べた空間で、暮らしの移り変わりを体感することができる。 駄菓子屋、喫茶店、銭湯などが立ち並び、オート三輪や路面電車が置かれた街角は、昭和30年代を再現している。ちゃぶ台をカラーテレビや座布団が囲んでいる家庭の居間、木製の机と椅子やオルガンが置かれた学校の教室もある。年季の入ったカメラや郵便ポスト、ホーロー看板といった展示物一つ一つが目を引く。 会期中、昔のおもちゃ作りが楽しめる講習も実施。今月は12日に羽子板ストラップ、26日にウグイス笛を作る。受講料は材料費込みで400円。いずれも午前11時~、午後2時~の2回開き、開始30分前から展示室入り口で整理券を配る。
岐阜新聞社