呼吸が深くなり集中力UP!「勉強する時の姿勢」4つのポイント
【デバイス画面の角度を調整する】 最近はパソコンやタブレットを使用して勉強する機会が増えています。 タブレットをそのまま机に置いて使用すると、どうしても視線が下向きになって猫背の原因となります。 画面の角度を調整できるアイテムを使って、目線を上げられるように工夫しましょう。
お子さまは大丈夫? 勉強のときのNG姿勢
NG姿勢も知っておきましょう。次のような姿勢は勉強のときには望ましくありません。 まず、猫背はNGです。猫背になると胸が縮こまって呼吸が浅くなり、酸素が全身に行き渡りにくくなるため集中力が低下します。ノートや教科書との距離が近くなって目の負担も大きくなります。 また、頬杖や足を組む姿勢も避けましょう。背骨や骨盤のゆがみの原因になります。特に頬杖は、顔がゆがむ原因にもなりますからクセになる前に気をつけてあげましょう。 左右どちらかに極端に傾いた姿勢もNGです。体がゆがんで腰や肩に負担がかかってしまいます。 お子さまが以上のような姿勢で勉強していないか、チェックしてみてください。
保護者が正しい姿勢の鏡になろう!
お子さまは保護者のことをよく見ています。もし保護者が悪い姿勢をとっていれば、それを見ているお子さまも自然と悪い姿勢になってしまうでしょう。 お子さまが勉強するときの姿勢をよくするためには、保護者がよい姿勢の鏡になってあげることも大切です。ぜひよいお手本になってあげましょう。 正しい姿勢は健康によいだけでなく、勉強効果のアップにつながることも期待されます。家族で正しい姿勢を身につければ、ひょっとするとお子さまの成績もアップするかもしれませんよ。
プロフィール 監修 武田純一 理学療法士。総合病院で脳神経外科、整形外科をはじめとして様々な疾患のリハビリテーションを経験。その後、整形外科クリニックに勤務。クリニック勤務の傍ら、2013年からセラピスト向け勉強会「N Rehabilitation Labo」を主宰、これまでに50回を超える専門家向けの勉強会を開催している。2014年からはリハビリの知識・技術を一般の方々に広めようと活動を開始。「親子姿勢教室」や「子どもの足と靴の教室」など、子ども向けの教室を中心に行っている。また、子どもの骨盤クッションを開発・販売するnorokkaのアドバイザーとして、姿勢の重要性を伝える動画出演や小学校での姿勢教室なども行っている。