【国民年金保険料】納付が手間…実は2024年8月から「ねんきんネット」で納付できるように
自営業者や学生などが加入する第1号被保険者は、自分で国民年金保険料を納付しなければなりません。 ◆【保険料の一覧】国民年金保険料を「前納」するといくら安くなるの? 毎月の納付が面倒、納付を忘れた、など給与天引きされる会社員と比較して、手間がかかると感じている人もいるでしょう。 本記事では、2024年8月からスタートしたねんきんネットによる国民年金保険料納付について解説します。 第1号被保険者の人は簡単に保険料を納付できるようになるため、納付方法など確認しておきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
国民年金保険料の納付方法
従来の保険料納付方法は次の通りです。 ・納付書を使って銀行やコンビニで保険料を支払う ・口座振替で銀行から保険料を引き落とす ・クレジットカードを使って保険料を引き落とす ・スマートフォンアプリを使って保険料を支払う 国民年金保険料は、1か月あたり1万6980円(2024年度)で、保険料の納付期限は納付対象月の翌月末日までです。 国民年金保険料には前払い(前納)制度があり、最大2年分の保険料を前払いできます。 前払いすると保険料は安くなるため、金銭的に余裕があれば利用を検討してみましょう。
ねんきんネットを使った保険料納付
2024年8月から、ねんきんネットからインターネットバンキングなどを利用して保険料を納付できるようになりました。 自宅でいつでも利用できるほか、金融機関のATMを使って納付することもできます。 ●主な取り扱い ねんきんネットを使って国民年金保険料を納付するときの主な取り扱いは次の通りです。 ・納付書がなくても保険料納付できる ・ねんきんネットへログインして手続きする ・納付できるのは前月分以前の保険料(当月分はできない) ・インターネットバンキングなどで支払う ねんきんネットの利用には、ねんきんネットで直接ログインする方法と、マイナポータル(政府が運営する行政手続のオンラインサービス)からログインする方法があります。 ●主な注意点 ねんきんネットを使って保険料を納付するときは次の点に注意しましょう。 ・保険料の前納はできない ・免除または納付猶予、学生納付特例などの期間の保険料は追納できない また、主な取り扱いで説明したように、ねんきんネットとインターネットバンキングが利用できることが前提です。 ここまで、2024年8月から始まったねんきんネットによる国民年金保険料納付の概要について解説しました。 次章では、保険料を納付するときの具体的な手続きについて詳しく解説します。