富士そばの2300円の丼ものが「インバウン丼と呼ばれて炎上…」広報直撃! 店舗限定に高額メニューが並ぶ意外すぎる理由
富士そばの高級丼、食します
店内に入る。店員さんに食券を渡すと、英語でなんやかんや聞かれる。どうやら、「DX柔らかポークの薬味たっぷり玉子丼」のほうは、10分ぐらい時間がかかるとのこと。 それをなぜか英語で説明される。「あ、わかりました」と日本語で返すと、店員さんは少し気まずそうな雰囲気で調理場に戻っていった。 どうやら、私を外国人旅行客と間違えたようだ。それぐらい外国からのお客さんも多いのだろうな、きっと。 実際、店内にいるお客はほとんどが外国人で、それぞれが、食事を楽しんでいるようだった。 さて、待つこと数分。向こうから、とてもいい香りのなにかが迫ってくる。その芳香が、私の鼻腔を通り抜ける。まるで、トリュフの花畑だ。 「DX薫るトリュフソースの角煮スライス丼セット」だ。とにかくトリュフが「薫る」のだ。メニュー名に偽りなし。 そしてなによりも目を引くのが、この金のどんぶり。まさに「DX」である。 箸で肉をつまみ、口元へ。またいちだんとトリュフの香りに包まれる。 いざ肉をほおばってみる。トリュフの香りと混じりながら、お肉がほろほろと口の中でとろける。ネギと卵も一緒にかきこむ。ネギのスパイシーさと卵のやわらかさが、口の中で絶妙に調和する。箸が止まらない。 ガツガツ食べていると、ようやくやってきたのが、「DX柔らかポークの薬味たっぷり玉子丼」。本日の真打登場であります。 こちらも堂々たる金色の丼に入っている。そして驚くのは、その見た目。肉の分厚さだ。 いや、これ、チェーン店の肉の厚さじゃない。10分もの時間がかかったのは、この分厚い肉を、じっくり煮込んでいたからか。というか、そもそも仕込みの段階で相当手が込んでいるものと思われる。 あらためて、肉を口内へ。柔らかい! 柔らかすぎる! なんてことなのだ。分厚い肉の層が、私の口内を占領し、私は肉の幸せに包まれる。 さらに感じるのは、そのボリューミーさ。食べ進めていくと、かなりの満腹感に包まれてくる。