【羽生結弦、宝塚、鬼滅の刃、J2サッカー】40代50代の「アツい推しエピソード」4選|美ST
年々、盛り上がりを見せる推し活。その波は若い世代にとどまらず、美ST世代でも楽しむ人が増加中。推しは変わり映えのない日常をキラキラと輝かせる魔法であり活力剤。それぞれの推しを全力で応援する4名にお話を伺いました。
推し活してる?「みんなの報告会」
ケース1.推しは…【望海風斗さん】 まさか私が宝塚の沼に?同僚に誘われて行った舞台の第一声で魂を持って行かれました(ちえこさん 49歳 ブランド販売員) 同僚に誘われ初めて見た宝塚が望海さんの『ファントム』。圧巻の歌声に胸をギュッと摑まれ、華やかな世界に一瞬で魅了されました。TVで観た素化粧で歌う姿の麗しさに衝撃を受け、ファンクラブにも入り自宅の関西から東京や九州にも遠征。推しのために全ての運を使いたいので、仕事では人の嫌がる業務を率先して行ったり同僚に成約を譲ったり…など謙虚に生きることを心がけています。望海さんの美しい立ち姿に触発され、姿勢よく過ごしていたら若々しく綺麗になったと言われるように(笑)。推しは人間力を高めてくれる尊い存在です! ケース2.推しは…【J2サッカーチームを箱推し】 2月から11月のシーズン中は忙しくても元気!オフは寂しくて体調を崩します(笑)(C.Sさん 42歳 会社員) 地元のJ2のサッカーチームを10年ほど応援。J1昇格のプレーオフの観戦を機にハマりました。お気に入りの選手もいますが基本は箱推し。シーズン中は毎週末、試合を追いかけ全国各地を行脚。ユニフォームを着用しネイルもチームカラーで整え参戦。選手のアクスタやグッズが手に入るガチャを回すのもスタジアムでの楽しみです。平日は仕事後にDAZNで週末に観戦した試合を見直し振り返りを。シーズン中は忙しくても元気いっぱいですが、オフになると気が抜けるのかなぜか必ず体調を崩します(笑)。推しの試合はまさに私の生きる活力です! ケース3.推しは…【香港スターやプロフィギュアスケーター羽生結弦選手まで】 一度推したらずっと応援し続けて最長26年!彼らの幸せを願っています(石原晶子 姉美ST世代 本誌編集) 香港が好きで、映画を観たり香港ポップスを聴いていた時に出会ったのがイーソン・チャン。香港コロシアムで初のソロコンサートがあると知り、気づいたら会場の前に立っていました。ファンサイトで知り合った友人とは現地で待ち合わせて一緒にライブへ。推しを語り合うのが至福の時です。出待ちをしていたら本人が「一緒に写真を撮ろう!」と言ってくれたことがあり、ファンを一個人として見てくれる誠実な人柄にも魅了されています。香港は広東語ですが、中華圏どこでも通用するよう中国語をベルリッツに習いに行ったりもしました。羽生選手はニースの世界選手権を見て言葉にならないほど感動したことがきっかけです。天賦の才に加え、自分を律し努力を続ける姿にずっと感銘を受けています。推し活歴が長いので、例えば推しの歌を聴くと当時の気持ちが蘇ってきたりと、もはや自分の人生の一部だと感じています。 ケース4.推しは…【鬼滅、ハイキュー!!、ヒロアカのキャラ】 甥っ子の鬼滅好きを見て私がハマり、単調な仕事も推しを思いながら楽しくこなしています(K.Nさん 46歳 会社員) 溺愛する甥と共通の話題を持ちたくて『鬼滅の刃』を読んでみたところ自分がハマり「不死川実弥」の沼に!リアルな推し友はいないのでSNSで同担をフォローし交流。繋がった人と応援上映やアニメ展、コラボカフェに行きグッズ交換、一緒に聖地巡礼もします(夫にはネットで知り合った人とリアルで会うのを禁止されているので内緒…)。推し色の緑を常に身につけたくて服や鞄は緑に。ある時鏡を見たらカマキリみたいな自分がいて猛省。休日は早起きしプラ板やフェルト羊毛でグッズを作り、推しのおかげで彩りに溢れた毎日を送っています! 2024年『美ST』12月号掲載 取材/安部麻維子 写真/PIXTA 再構成/Bravoworks,Inc.