データや人工知能（ＡＩ）を活用した戦略コンサルティング事業を手がけるメトリカ（METRIKA、東京都渋谷区）は、シンガポール拠点を設立した。海外に拠点を設けるのは初となる。 　ＪＲ東日本がシンガポールで運営する共用オフィス「One＆Co（ワンアンドコー）」内に、本社と同名のシンガポール拠点を開設した。 　メトリカによると、シンガポールを含む東南アジアでは近年、データやＡＩを活用したソリューションのニーズが拡大している。日本の文化や製品に対する需要も旺盛だ。これに伴い、域内で活動する日本企業の事業も堅調な伸びが期待される。 　メトリカはシンガポール拠点の開設を通じ、こうした需要に対応する日系企業にソリューションを迅速に提供することを目指す。シンガポールでのさらなる需要創出、拡大に向けた営業、マーケティング活動も展開する。将来的には東南アジアの他国にも事業領域を広げたい考えだ。 　メトリカは2021年設立のベンチャー企業。未来の働き方や生活、社会がどのように変化していくかをデータを用いてデザインし、ＡＩなどを駆使して企業のデジタル化を支援している。