日本の格闘技の魅力を世界へ発信!「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の概要発表。10・19大会でブアカーオと皇治がボクシングルールで対戦
日本の格闘技の魅力を世界へ発信するプロジェクト「JAPAN MARTIAL ARTS EXPO」の第1弾大会となる「能登半島地震チャリティ・イベント JAPAN MARTIAL ARTS EXPO PROLOGUE」(10月19日、神奈川・横浜BUNTAI)のカード発表会見が10月8日、都内で開催された。 「日本の格闘技文化を世界で」をテーマとするこのプロジェクトは展示会、セミナー、イベントの3本柱で構成される、日本の格闘技に関連する総合的な博覧会で、来年からアジアを皮切りに世界各国で開催することを目指しているという。 今回の大会はその名の通りプロローグとなるもの。Japan Martial Arts Consortiumが主催し同コンソーシアムにはRIZIN、K-1、QUINTET、巌流島が名を連ねている。 この日の会見には実行委員を務める巌流島の谷川貞治プロデューサーと格闘家の皇治(TEAM ONE)が出席。皇治はブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と3分×3Rで判定決着なしのボクシング特別ルールで対戦することが発表された。契約体重は-70kg。
谷川氏は「このJAPAN MARTIAL ARTS EXPOはそもそもマカオとかインドネシアといった海外から“格闘技のEXPOみたいなものができないか”という企画が多数集まりまして、来年以降、こういった形で海外で、特に東南アジアを中心に展開していこうと考えている。その趣旨のもと格闘技団体としてRIZIN、K-1、QUINTET、巌流島が“ひとつやってみようじゃないか”ということで集結した。僕も芸歴40年くらいになるが、これまでの世界の格闘技はほとんで日本が作ってきて、日本のフォーマットが世界に出て、ONE、UFC、ベラトール、PFLといった大きな団体になっていった。そもそも1990年代から2000年代で日本で起こった格闘技ブームが世界に羽ばたいていった。それ自体は素晴らしい、うれしいことだが今は我々が大きく後れをとってしまっている。悔やまれるのはK-1とPRIDEが全盛の時にもう少し榊原さんと仲良くしておけばUFCにも負けなかったんじゃないかな、くらいのコンテンツ能力は僕らはあると思うので、もう一度集結して世界でこういう形でジャパニーズスタイルの格闘技イベントをやっていこうかなと思っている」とこの試みの趣旨を説明した。